WPAとwnt.が遂に合意、プレイヤーへのペナルティも即時解除
WPAがfacebookに文書を投稿

wnt.メジャーイベント『UK POOL CHAMPIONSHIP』(UKオープン)の開幕に合わせ、日本時間7日18時、同大会を初めて公認したWPAが、オフシャルfacebookに、WPAとwnt.双方のロゴと、WPA会長のイショーン・シン氏とwnt.の責任者であり、母体であるMatchroom Multi SportのCEOでもあるエミリー・フレイザー氏のコメントが入った文書を投稿した。その文書の主な内容は以下の通りとなっている。

世界プール協会(WPA)とマッチルームは、合意に達したことを発表いたします。これにより、ワールドナインボールツアー(WNT)のイベントは、今後WPAによって承認されることが保証されます。
重要な点として、この合意により、全てのプレイヤーライセンス停止処分は即時に解除され、全てのライセンスはいかなる金銭的負担もなく回復されます。さらに、この合意は、WPAライセンスを持つプレイヤーが、承認されたWNTイベントに参加したことのみを理由として出場禁止処分を受けることがないことを保証し、プレイヤーは制裁を恐れることなく、いつでもどこでも自由に競技に参加できるようになります。
マッチルームは、プロフェッショナルプールを著しく向上させ、新たな機会を創出し、スポーツの世界的な魅力を高めてきました。彼らの投資と革新は、競技のリーチを拡大するというWPAの共通のビジョンと一致しています。
WPAは、マッチルームおよびその他の主要なパートナーとの継続的な協力を通じて、プレイヤー、ファン、そしてスポーツ全体の最善の利益のためにプロフェッショナルプールを発展させることを楽しみにしています。
WPA会長、イショーン・シン氏は次のように述べています。
「WPAは、プロフェッショナルプールの成長と品位を支えるグローバルな構造に取り組んでいます。私たちは、マッチルームとの間で、プレイヤーとイベント主催者に明確さと安定性を提供する合意に達したことを嬉しく思います。長期的な安定性、品位、そして包括性を確保するためには、全てのステークホルダーがWPAの構造化された枠組みの中で活動することが不可欠です。統一され、適切に規制されたグローバルな構造を維持することは依然として重要です。マッチルームの貢献は否定できず、私たちはWPAの戦略計画の下でスポーツを向上させるために協力していくことを楽しみにしています。協力が鍵であり、この合意はプールを統一され持続可能な方法で前進させる助けとなるでしょう」
マッチルーム・マルチ・スポーツCEO、エミリー・フレイザー氏は次のように述べています。
「昨年は私たちとWNTにとって素晴らしい一年でしたが、同時に、私たちのイベントに参加することに対するオフ・ザ・テーブルでの様々な妨害やプレイヤーが直面した困難は、非常にもどかしいものでした。私は常に、プレイヤーが優先されるべきであり、出場禁止の恐れの中でプレーすべきではないと主張してきました。慎重な交渉の末、WPAとのこの合意に達したことを非常に嬉しく思います。私たちは、相互の尊重と認識を持って前進し、WNTを世界最大かつ最高のプロフェッショナルプールツアーにすることに全てのエネルギーを集中できることを楽しみにしています」
※以上、編集部訳
突然の発表となったこの合意について、現在のところwnt.側からの発表はないが、昨年は6月に開催され、今年は現段階でWPA、wnt.双方の年間スケジュールにアップされていない『ナインボール世界選手権』について、今後何らかの発表があることも予想される。