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不登校の子供たちとのビリヤード大会

2024.06.18

第2回Ful-Full杯は6月23日(日)に開催

昨年10月に文部科学省が公表した「令和4年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によると、全国の小・中学校における不登校児童生徒数は299,048人で、在籍児童生徒に占める不登校児童生徒の割合は3.2%。この数字は過去最高のもので、特に近年は急激な上昇傾向にある。

不登校はすでに社会的にも大きな問題となっており、文部科学省は昨年3月、不登校により学びにアクセスできない子供たちをゼロにすることを目標とした「COCOLOプラン」を取りまとめ、現在は、不登校特例校や学校内の教育支援センターの設置促進、教育支援センターの機能強化などを推進している。また、教育の現場である学校、民間のフリースクールや支援団体なども、様々な形で児童生徒と保護者をサポートする活動を行っている。

このような状況の中で今週末の23日(日)に、福岡県春日市の『ビリヤードVECTOR』を会場に開催されるのが『第2回Ful-Full杯』。このイベントは、同市内フリースクール『一般社団法人 ColorFul-HappyFull』の代表である永野マミさんと『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)九州支部所属で、ビリヤードの社会的貢献を自身のテーマの1つとして活動を続けている辻田佳一プロとの出会いから生まれたものだ。

永野マミさん(左1)と辻田佳一プロ(写真左3)

Ful-Full杯は、ビリヤードを通じて子供たちと大人が交流し、子供たちがつながりを作り、何より子供たちが「楽しい」を見つけて笑顔になることを第一に企画され、今年2月の第1回Ful-Full杯は、会場となった『ビリヤードVECTOR』を始めとして、イベントの趣旨に賛同したスポンサーやボランティアスタッフの協力の下で大盛況となり、子供たちにもたくさんの笑顔が溢れるイベントとなった。

辻田プロは当初から、Ful-Full杯を定期的に開催し育てながら、こうした活動が国内で広がっていくことも目指して情報を発信していたが、それを受けた形で、今週末の第2回はさらに協賛も増え、JPBA九州支部、『日本アマチュアポケットビリヤード連盟』(JAPA)九州支部、福岡県ビリヤード協会もサポートに入って開催されることとなっている。

第1回ではテーブル4台の会場に50名以上の来場者があったFul-Full杯。競技としてはもちろんのこと、生涯スポーツとしても、コミュニケーションツールとしても世界中で親しまれているビリヤードの特性を活かした第2回大会は見学可能となっているので、興味のある方は下記に問い合わせてみてはいかがだろうか。

●問い合わせ
一般社団法人 ColorFul-HappyFull
TEL:080-4313-9001
担当:永野

写真提供/辻田佳一

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