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撞球甲子園は明日開幕

2024.06.14

第58回全日本都道府県対抗ポケットビリヤード選手権大会@和歌山

今週末の15日〜16日(土・日)の2日間に渡って、『日本アマチュアポケットビリヤード連盟』(JAPA)主催による、全国主要タイトルの中でも最大規模を誇る唯一の団体公式戦、『第58回全日本都道府県対抗ポケットビリヤード選手権大会』(都道府県対抗)が、和歌山県和歌山市の『ビッグホエール』特設会場を舞台に開催される。

会場となる『ビッグホエール』には40台のテーブルが設置される

この大会はJAPAの各都道府県支部の代表選手5名が1チームとなり、日本のアマチュアビリヤードの伝統的種目となっているローテーションで競い合う。今年は42の都道府県から48チームが出場し、まずは12チーム×4ブロックに分かれた総当たり戦の予選を行い、各ブロックの成績1位のチームが決勝トーナメントに進み日本一を争う(ブロック表、対戦表、出場選手一覧などはこちらから)

予選では48チーム×5名、計240名の選手全員が、初日から2日目にかけて120点先取のゲームを1人11試合戦うが、最終的には5名全員の勝敗を合わせたチーム成績となるため、ブロックでトップを取るためにはチームの総合力が大きくものを言う。体力的にもハードで、チーム戦ならではのプレッシャーもかかる中で繰り広げられる予選の戦いでは、毎年様々なドラマが生まれている。

この激戦を勝ち抜いた4チームによる決勝トーナメントは5対5の個人戦で、どちらかのチームが3勝を挙げた時点で勝利となるフォーマットで行われ、惜しくも敗れた出場チーム、それぞれの応援団とギャラリーの全てが見守る中で行われる決勝戦が撞球甲子園のクライマックスとなる。

選手と関係者が見守る中で行われた昨年の決勝戦

昨年の決勝は、すでに今大会で優勝の経験を持つ沖縄チームと和歌山チームの対戦となり、残る最後の1試合で勝敗が決する2-2の状況で皆がテーブル回りに集まる中、沖縄の中石健康選手がラストショットを決め、9年ぶりとなる大会2勝目を挙げた。

昨年大会優勝の沖縄チーム。左から中石健康、川畑直広、下地忠明、奥村隆広、豊濱朝弥

JAPAに所属するアマチュアプレイヤーにとって、一度は立ちたい憧れの舞台であると同時に、各都道府県の意地とプライドをかけた熱き戦いの場でもある都道府県対抗戦。エースとして長年に渡ってチームを牽引するベテランから、今年初めて出場する選手までの全員が主役の2日間は明日15日、9時30分に開会式を迎える。

大会ライブ配信:YouTube『japa _Billiards

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