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小西さみあが今期初優勝

2024.05.27

第35回大阪クィーンズオープン@大阪・マグスミノエ

1年ぶりの優勝を果たした小西

GWも遠い思い出となった5月の週末、25~26日に大阪の『マグスミノエ』で『第35回大阪クィーンズオープン』が開催された。ほぼ月一ペースで公式戦を開催しているJPBA女子としては今期5戦目となる。

前戦の関東レディースオープンからは1ヶ月ちょっと間が空いたが、アマ25名を含むエントリー上限一杯の61名が集まった。フォーマットはナインボール予選ダブルイリミネーションが6ラック先取、ベスト16より7先となる。

3位タイ・久保田知子

ランキング1位の河原は『全日本女子プロツアー第2戦』と『関東レディースオープン』で連勝中。昨年の覇者でもあるから、この試合には公式戦3連勝と大会連覇がかかっていることになる。だが予選日の河原は苦戦を強いられた。

3位タイ・村松さくら

勝者最終で府川真理に4点で敗れると、敗者最終でもアマタイトル経験者の西野早苗に大苦戦し、ヒルヒルを制しての決勝シングル入りとなった。シード上位4名で勝者側から抜けたのは3位の栗林美幸のみで、2位の小西さみあと4位の村松さくらも敗者側からの勝ち上がりとなった。

女子の公式戦では、決勝シングルがベスト16からの場合、敗者側のみ抽選となる。しかし前述のようにシード4名中3名が敗者に回ったせいで、第3シードの栗林の隣に小西が飛び込んできてしまった。決勝でもおかしくない対戦は小西が7-1と圧倒。

しかし順調なスタートを切った小西もベスト8ではアマの河地恵理に4-1と走られてしまう。以前にも全日本女子プロツアーでベスト16に入ったことがある河地は決勝日のベスト16で曽根恭子をマスワリ3発の7-1で撃破。小西戦もあわやと周囲をざわつかせたのだが、簡単には土俵を割らないのが小西の持ち味。ジリジリと追い上げて逆転勝ちに成功する。

5位タイ・河地恵理アマ

ベスト4は村松との対戦となったが、小西はこの試合前まで村松に5連勝中とすこぶる相性が良く、今回も4点に抑えて決勝へ。反対側のベスト4、河原 vs 久保田知子は関東オープン決勝と同じ顔合わせになったが、久保田にとっては悪夢のリピートになってしまい、今回も河原が久保田を1点に抑えて勝利。ちなみに久保田は関東オープンと今回、どちらも勝者側からの勝ち上がりだったから、2大会で河原にしか負けていないわけだ。

決勝戦、河原 vs 小西は昨年10月のMEZZ京都女子決勝と同カードで、この時は河原が勝ち。3月のツアー第2戦準決勝でも河原が勝っており、対戦成績では河原が4連勝中だ。ランキング1位と2位の頂上決戦、勝負の流れが動いたのは第5ラックだった。

河原のブレイクスクラッチから取り切りにかかった小西だったが⑨をミス。渋い残り球を河原が縦バンクで攻めたが入らず、小西が3-2とリード。ここから小西が3連マスを出してリーチ。あっさり終わるのかと思われたが、河原も簡単には勝負を諦めない。ジリジリと追い上げて、6-5の第11ラックでは小西がセーフティでノークッションファウル。

準優勝・河原千尋

ここを河原が取ってヒルヒル突入だ。運命のラストブレイク、取り出しがない。河原は短短に分けるセーフティを選択したが、①が穴前近くに残ってしまう。小西、これを前クッションから沈める。残り配置は……39コンビがある! 小西これを慎重に決めて、昨年5月以来一年ぶりとなるツアー優勝を飾った。

小西はヒルヒルの激戦を制して久々の勝利

これで今期5戦で優勝者は4名。河原が中心なのは間違いないが、年末に向けて誰が抜け出すのか興味深い。次戦はもうすぐ、6月8〜9日に『全日本女子プロツアー第3戦』が川崎で開催される。

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