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梅田竜二が大会3連覇 & 6度目の戴冠

2024.05.07

第81回全日本スリークッション選手権大会@東京・霞が関プラザホール特設会場

優勝・梅田竜二

5月4日〜7日(土〜火)の4日間に渡り東京・霞が関の『霞が関プラザホール特設会場』において、国内で最も長い歴史を持つ『第81回全日本スリークッション選手権大会』が開催された。この大会には昨年大会で連覇 & 5度目の戴冠を果たした梅田竜二を筆頭にしたシード選手8名に各地区代表40名を加えた計48名が出場した。

会場となった『霞が関プラザホール』

まず4日〜5日にかけては3名×16組による30点ゲームの総当りリーグでの予選ラウンドが行われ、ここから各組上位2名の計32名が6日の決勝トーナメントに進出。35点ゲームとなったベスト32戦、40点ゲームとなるベスト16戦が行われ、準々決勝に進む8名のプレイヤーが決定した。

5位タイ・宮下崇生

5位タイ・船木耕司

5位タイ・中村聡一アマ

5位タイ・渥美敏光アマ

迎えた大会最終日、初戦となる40点ゲームの準々決勝は『日本プロビリヤード連盟』(JPBF)所属のプロ6名とアマチュア2名の戦いとなった。その組み合わせは梅田竜二vs宮下崇生、甲斐譲二vs渥美敏光アマ、竹島欧vs中村聡一アマ、新井達雄vs船木耕司で、ここから勝ち上がったのはいずれも今大会の優勝経験を持つ梅田、甲斐、竹島、新井の4名となった。

3位タイ・新井達雄

3位タイ・甲斐譲二

準決勝は大会3連覇&6度目の優勝を目指す梅田と4大会ぶり7度目の優勝を狙う新井、今回勝てば2012年の第69回大会以来2度目の優勝となる竹島と大会初優勝は1987年の44回大会で4度目の戴冠を目指す甲斐の対戦。まず梅田vs新井はゲーム終盤まで競り合いが続く展開となったが、新井が得点を伸ばせない中31-31から3度の3点ランで40-33(28キュー、avg.1.429)とした梅田が勝利。竹島vs甲斐の戦いは、序盤の9点ランで15-6と逆転して以降、甲斐にリードを許すことなく40-33(36キュー、avg.1.111 )で逃げ切った竹島が勝ち決勝へ進んだ。

準優勝・竹島欧

竹島が3点、梅田が4点を取ってスタートした決勝戦、梅田が4キュー目に今大会自己最高の8点ランで13-4とすると以降も小刻みに加点し、13キュー、20-14のリードで折り返す。14キュー目に4点を返した竹島だったが、その後当たりが止まり、その間に得点を積み上げた梅田が18キューで30点に到達。そして、19-30と苦しい展開となった竹島がここから4点を返したところで、ゲームは互いに当てあぐねる膠着状態となる。

25キューを終えた段階でスコアは梅田の32-26。ここから竹島が3点を返して29-32と差を3点にまで詰めたが、梅田がここでの5点ランで一気にスリーモアとすると、竹島が2点を返した後の28キュー目に2点を取って39-31。後のなくなった竹島も最後の粘りを見せたがランは3点にとどまり、しっかりと残りを決め切った梅田が40-34(29キュー、avg.1.379)で勝利し、大会3連覇、そして通算6度目の優勝を果たした。

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