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日本勢はメダル獲得ならず

2024.04.01

第12回アジアキャロム選手権@韓国・江原道

3月28日〜31日(木〜日)の4日間に渡って、韓国・江原道を舞台開催されていた『第12回アジアキャロム選手権』が全日程を終了。最終日に行われた男子スリークッション決勝を含め、4種目のチャンピオンが全て決定した。この大会には日本から総勢21名のプロ・アマプレイヤーが出場していたが、残念ながら今回はメダル獲得はならなかった。

●男子ワンクッション
ディフェンディングチャンピオンの森陽一郎(JPBF)を含め日本からはプロ4名、アマ2名の計6名が出場。大会初日の28日〜29日にかけて、韓国5名、ベトナム5名の計16名によるシングルイリミネーション(100点ゲーム、25イニング制限)で争われた。

出場6選手の内、森と高橋朋隆(ともにJPBF)が、それぞれ城出茂樹(アマ)と田島啓介(JPBF)を下して準々決勝に進んだが、ここで森がベトナムのファム・ヅウィ・タイン、高橋が韓国のイ・ジョンヒに敗れて5位タイでフィニッシュ。決勝はベトナム対決となり、ヴォ・フック・タインを12イニング、100-82で下したファム・カイン・フックが優勝を果たした。

ワンクッションはベトナム勢のワンツーフィニッシュとなった

●U22スリークッション
日本からはプールの世界でジュニア時代から活躍してきた宮本琉成アマが出場。韓国からはディフェンディングチャンピオンのキム・ドヒョンを含む12名、ベトナムからは3名が出場し、4名×4組に分かれた25点ゲームの予選リーグの後、35点ゲームのシングルイリミネーションで戦われた。

宮本は残念ながら予選リーグ0勝3敗で決勝トーナメント進出はならず。準々決勝には7名の韓国勢が進み、準決勝の時点で韓国勢のメダル独占が確定。決勝戦で35点を13イニング、アベレージ2.692で上がる素晴らしいプレーを見せたパク・ジョンが金メダルを獲得した。

U22は韓国勢がメダルを独占

●女子スリークッション
日本からは西本優子(JPBF)、深尾典子アマ、井上牧子アマ、石井舞アマ、井上和子アマの計5名が出場。韓国7名、ベトナム4名を加えた計16名による4名×4組に分かれた25点ゲームの予選リーグの後、8名による30点ゲームの決勝トーナメントが行われた。

5選手中、西本と同組となった予選リーグを全勝で通過した石井が唯一決勝トーナメントに進んだが、準々決勝で韓国のホ・チェウォンに18-30で敗れ5位タイ。U22と同じくベスト4は全て韓国勢となり、パク・ジョンヒョンを30-23で下したキム・ヘウンがアジアタイトルをその手にした。

女子も韓国勢が強さを見せた

●男子スリークッション
日本から9名のJPBFプロが参戦し大会3日目の30日にスタートしたこの種目には、韓国から12名、ベトナムからは『スリークッション世界選手権 国別対抗戦』で金メダルを獲得したバオ・フォン・ビン、トラン・クイェット・チェンを含む10名、中国から1名の計32名が出場。4名×8組に分かれた40点ゲームの予選リーグの後、各組上位2名の16名による50点ゲームのシングルイリミネーションで争われた。

9名のJPBF勢の中で決勝トーナメントに進んだのは、スリークッション世界選手権 国別対抗戦で銅メダル獲得後に直接韓国入りして大会に臨んだ梅田と宮下の2人。しかし1回戦で梅田がカン・ジェイン、宮下がディフェンディングチャンピオンのチョン・ミョンウに敗れて2大会連続でのメダル獲得はならず。この種目も決勝戦は韓国対決となり、キム・ヘンジを50-40で破ったキム・ジュンテが金メダルを獲得した。

韓国はスリークッション3種目全てで金銀を独占

写真提供/JPBF韓国ビリヤード連盟

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