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大井直幸、世界獲りまであと2つ!

2024.03.02

男子テンボール世界選手権@アメリカ・ラスベガス

大井直幸は2021年大会以来のベスト4進出

現地27日(日本時間28日)にスタートした『PREDATOR WPA WORLD 10-BALL MEN’S CHAMPIONSHIP』(男子テンボール世界選手権)は大会4日目。クライマックスに向けこの日はベスト16による決勝トーナメント初戦と準々決勝が行われた。

日本から出場し、敗者側からの4連勝でベスト16に進出している大井直幸(FR:817)はまず、日本時間2日3時からのスカイラー・ウッドワード(アメリカ/FR:810)戦に登場。
(FRはファーゴレート

初戦はウッドワード戦

ここから3セット先取(1セット4ラック先取。セットカウント2-2の最終セットのスコアが3-3になった時点でシュートアウト)となるフォーマットの中、大井は2-4、2-4と2セットを連取されるが、ここから2セットを取り返す。そして運命の最終セットはシュートアウトに突入し、ここを6-5で制した大井は2022年大会以来のベスト8に進出した。

シュートアウトを制して勝利

続く準々決勝、大井は敗者最終戦で土方隼斗(FR:800)の行く手を阻み、ベスト16戦では前年覇者のエクレント・カチ(アルバニア/FR:832)を3-2で下したバデル・アルアワディ(クウェート/FR:775)と対戦。

準々決勝の相手はカチではなくアルアワディ

この試合は互いにセットを取り合った後の第3、4セットを連取した大井が3-1で勝利。大井は準優勝の成績を残した2021年大会以来のベスト4入りを果たした。

自身初の世界選手権優勝に向けギアを上げてきた大井、3日3時からの準決勝の相手は準々決勝でフランシスコ・サンチェスルイス(スペイン/FR:842)を破ったデニス・グレイブ(エストニア/FR:796)。これに勝てば8時からの決勝でカルロ・ビアド(フィリピン/FR:829)vs フェダー・ゴースト(AIN/FR:844)の勝者とワールドタイトルを争うこととなる。
(※AINは、国や地域を代表しない「中立な立場の個人資格の選手」を指す)

明日の相手はデニス・グレイブ

なお、ワールドトップ女子16名で争われた『PBS WOMEN SHOWDOWN』(ウィメンショーダウン)はこの日決勝が行われ、張榮麟(台湾/FR:825)とのペアで『APEX MIXED DOUBLES』(ミックスダブルス)を制した周婕妤(台湾/FR:774)が、今大会の台風の目となった クリスティーナ・トカチ(AIN/FR:730)をセットカウント2-1で下し、優勝賞金35,000ドルを手にした。

周婕妤が今シリーズ2つ目のタイトルを獲得

写真/森覺摩
PRDATOR PRO BILLARD SERIES

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