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wnt.プロは54名に

2024.01.20

WPAランキングトップ30位以内の26名がサイン

昨年のナインボール世界選手権準優勝のモハンマド・スーフィー(シリア)もwnt.入り

wnt.(ワールドナインボールツアー)の2024年シーズンは、開幕戦の『The 2nd Universal Chinese Taipei Open』(台北オープン)を終え、現在アメリカ・インディアナ州で開催中の『2024 DERBY CITY CLASSIC』の一部門で24日(水)から始まるナインボール部門で2戦目を迎える。この間、ワールドトップスターが次々に契約を交わしwnt.プロとなる流れは継続し、1月20日の時点で54名となった。

1月16日〜20日の間にサインアップしたのは15名。その中で今回目立ったのは、マイケル・フェリシアーノがフィリピンプレイヤーの先陣を切ってwnt.プロとなったこと、中国の党金虎、シリアのモハンマド・スーフィー、ハンガリーのオリバー・ソルノキなど、各国のトップクラスが次々に契約を交わしたことだ。これにより、2023年wnt.ランキングトップ30の内、未契約なのは、それぞれの国のエース格である、ポーランドのヴォイチェフ・シェフチェク(22位)とカルロ・ビアド(30位)のみとなった。

このようにワールドトップスターがほぼ揃い、最高峰のナインボールツアー開催が可能となったwnt.に対して、『世界プール協会』(WPA)がこれまで通り世界のトップレベルトーナメントを全てコントロールすることは厳しい状況となってきた。通告通りに3月以降wnt.に出場したプレイヤーにペナルティを与えた場合、あくまで仮にだが、現時点のWPAランキングトップ30の内、wnt.プロ26名がランキングポイントを剥奪されるとWPAランキングトップ10は以下のようになる。

現段階で3月以降の開催が発表されているwnt.のランキングイベントは、3月28日〜30日(木〜土)にスペイン・ビーゴで開催される『FSR91 NINEBALL OPEN』(FSRオープン)と5月7日〜12日(火〜日)にイギリス・テルフォードで行われる『UK Open Pool Championship』(UKオープン)の2つで、このまま事態が進めば、まずは3月末のFSRオープンでペナルティを受けるプレイヤーが出ることになる。

wnt.という最高の舞台が明確なビジョンのもとで進化していくことに異議を唱えるプレイヤーやファンはおそらくいないだろうし、少なくともワールドトップスター達の答えはイエスだ。また、今回のような企業・組織間の軋轢や分断は決してその世界に良い影響を与えるものではない。

もちろんワールドプールシーンはwnt.のようにトップスターが輝くことだけで成り立っている訳ではなく、WPAには、営利を目的とすることなく、競技としてのプールを健全に発展させていく大きな使命がある。だからこそ、傘下の組織、そこに所属するプレイヤーの全てが同じ方向に進めるよう、対立するだけではない形で混乱を収拾し、その責務をしっかりと果たすことが求められるだろう。

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