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wnt.トップ16の囲い込みが完了

2024.01.09

欧米とアジアの28名が契約プロに

wnt.(ワールドナインボールツアー)によるワールドトップスター達の囲い込みは、契約期限の1月10日を前にさらに進み、1月5日にジョシュア・フィラー(ドイツ)が加入して以降、1月9日までの間に新たに9名がサイン。2023年のwnt.ランキングトップ16が全て契約を終え、現時点で所属プロは28名となった(1月9日時点のwntプロは以下)。

現在発表されているwnt.の2024年シーズン開幕戦『The 2nd Universal Chinese Taipei Open』(台北オープン)は明日1月10日から12日(水〜金)の3日間に渡って台湾・台北で開催され、既報の通り、2023年wnt.ランキング1位のフランシスコ・サンチェスルイス(スペイン)、JPBAからも大井直幸、羅立文、ジュリアン・セラディラの3名がエントリーしている。

その後は1月24日〜27日(水〜土)にアメリカ・インディアナ州エリザベスが舞台となる『DERBY CITY CLASSIC』のナインボール部門と続くが、オフィシャルサイト上では、新たに3月28日〜30日(木〜土)の日程で、スペイン・ビーゴを舞台にしたランキングイベント『FSR91 NINEBALL OPEN』の開催も発表されている。

現時点のWPA(世界プール協会)男子ランキングトップ20の内、これでトップ2のフィラーとヴィクター・ジーリンスキー(ポーランド)を含め14名がwnt.プロとなった。WPAは現在、エイトボール、ナインボール、テンボールの世界選手権を公認し、これがワールドプールシーン最高峰のトーナメントとなっているが、3月以降に「wnt.に出場したプレイヤーにペナルティを課す」決定が変わらなければ、世界選手権自体のレベルは、残念ながら低下することになるだろう。

また、wnt.最高グレードのイベント「ブルーリポン」となっている『World Pool Chapmpionship』は、昨年までWPAが公認する『男子ナインボール世界選手権』としても開催されてきたが、今年については現段階でどちらもスケジュールを発表していない。

wnt.が関係者に送った文書「WPNPC, World Nineball Tournament Entry Criteria」(WPNPC, wnt. エントリー基準)によれば、wnt.側は今年、この大会にWPA枠を設けているが、これからのWPAとwnt.の関係性を見ていく上で、今後行われるであろうwnt.からの公式な開催発表の内容がどのようになるのかが、より注目される状況となってきた。

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