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オジー・レイノルズCEOに聞く!

2023.11.30

プエルトリコオープン会場でCSIとアマチュアプールリーグのあれこれを直撃

11月にプエルトリコを舞台に開催された世界チーム選手権と男女のプエルトリコオープン。ここでは同時にアマチュアトーナメントも行われていたのだが、その現場で、アメリカでアマチュアプールリーグからプロイベントまでを幅広く運営する『CueSports International』(CSI)のCEO、オジー・レイノルズ氏に話を聞くことができた。ここでは今回現地から情報を届けてくれた森覺摩氏による、ミニインタビューをお届けする。

アメリカン・アマチュアプールリーグ事情

オジー・レイノルズ氏

M   お忙しいところインタビューに応じていただきありがとうございます。早速ですが、今年から日本でもUSA Pool League(USAPL)の日本最初の地域リーグであるJapan CSI Pool League(JCL)がスタートしました。American Poolplayers Association(APA)の日本支部であるJapanese Poolplayers Assotiation(JPA)は始まってからだいぶ経ち認知度も高いですが、USAPL及び、もう1つのアマチュアリーグであるBCA Pool League(BCAPL)、CSIについてはまだ知らない人も多いようです。簡単に成り立ちから説明していただけますか?
O USAPLは11〜12年前から始まりました。他のリーグで問題になってることを解決したいと思ったのがきっかけです。リクリエーションとして楽しむ、スキルの低い人達も楽しく競争できるようなフォーマットにしたいと思いました。独自のシステムを作り、2015年からはファーゴレートを取り入れました。その結果私たちのデータでは、ある試合で、スキルの低いプレイヤーが勝つ割合は約49パーセントになっています。これは私たちのハンディキャップシステムが期待した通りの動きをしていることの証明です。高いスキルのプレイヤーにも低いスキルのプレイヤーにもほぼ同程度、試合に勝つチャンスがあるということです。ビジネス的な面でいえば、APAはフランチャイズで、数千ドルから1万ドルほどのお金を払い権利を買う必要がありますが、私たちのシステムでは、リーグマネージャーは一度だけ登録費用をはらうだけで、その地域のUSAPLの権利を持つことができ、スコアシステムを使うことが出来ます。

M USAPLとBCAPLの違いはなんですか?
O BCAPLは、大きな傘をイメージしてもらえばいいかな。そのBCAの傘の下では、どの国のどんなリーグでも、どんなスコアシステムでも、どんなフォーマットでも好きなようにリーグを運営していただいて構いません。ただ、私たちが認可することによりBCAのベネフィットを受けることができるのです。

M 認可を受けるにはどのくらいの費用がかかるんですか?
O 最低30人以上のメンバーさえいれば、あとは一人年20ドルです。

M え、それだけなんですか?
O USAPLの場合はメンバーフィーは必要がありませんが、毎週のリーグフィーの中から少しだけ支払っていただくような形を取っています。USAPLはライセンスシステムで、誰かがライセンスを持っていればその地域で他の人がUSAPLを立ち上げることはできませんが、BCAPLの場合は、あるお店の隣の店が別のBCAPLのリーグを作っても問題ありません。

M 日本国内であっても、誰かが30人集めれば、直ぐにBCAリーグを始められるということで良いですか?
O そうです。しかし、ビジネス面でいえば、USAPLの方がBCAPLより、早く、大きく拡大しやすい傾向があります。それは、USAPLでは統一されたスコアリング及び、ハンディキャップシステム、そしてスコアリングアプリを使って管理することができるからです。チームのファーゴレートの合計が2375を超えてはいけないので、初心者やレクリエーショナルプレイヤーが多く関わることになり、リーグメンバー拡大につながっています。

アマチュアプールリーグとファーゴレート

M 今日本でUSAPLのライセンスを持っている方は日本全国のライセンスを持っているのでしょうか?
O 現在のところその通りです。年に一回リーグオペレーターと状況を確認しあい、過去一年にどのくらいメンバー・チームが増えたか、どのエリアを新たに開発したか、次の年の目標を話し合い、翌年の目標を設定します。その目標が達成できれば、USAPLの場合、さらに広いエリアを与え、さらに拡大をめざします。目標を達成できない場合はエリアを縮小し、近隣のエリアマネージャーに移す場合もあります。

M 日本では残念ながらまだファーゴレートが一般的でなく、プロでも数値を持っていない人がいます。日本のUSAPLではスターターレーティングで始め、そのメンバー同士が対戦している状態です。当然正確なファーゴレートにはならないと思いますが、この辺りはどう対処されるのでしょうか?
O 限られた小さいグループの中でのみ試合が行われ、その中の誰も外の確立されたファーゴレートを持っている人と試合をする環境にない。そういうシチュエーションは予想されていて、私たちはそれを「アイランドリーグ」と呼んでいます。そのためのツールもあり、疑似的に世界のファーゴレートと結ぶことができます。ただ、プレーヤーの何人かが来年ラスベガスに来て試合をすることで、その問題は解決します。それ以降、徐々に日本のUSAPLメンバーのファーゴレートも他の国と同じ基準になるでしょう。

M BCAPLでリーグマネージメントシステムやファーゴレートにデータを登録することはできるんですか?
O 先ほど言ったように一人年20ドルでファーゴレートリーグマネージメントシステムを使うことができるのでそれでシームレスにファーゴレートにデータを登録することができます。

M リーグに参加している個人または有志がチームを作ってラスベガスやプエルトリコの大会に自費で参加することもできるんですよね?
O もちろんです。BCAPLのシングルは160ドル、5人チームはディビジョンにも依りますが、300から600ドルくらいで、USAPL、BCAPL共に最低5試合はできます。

M 来年プレデターがプロイベントを一部中止すると聞いていますが、なにか影響はありますか?
O ウイスコンシン、ミシガン、オハイオのプロイベントが中止になるのですが、実際の所その方が助かるんですよ。プロイベントとリーグイベントを同時に行うとどうしてもスベースの制約があって困っていたのですが、来年はリーグ用のテーブルの数も増やすことができるのでイベントもスムーズに進むと思います。

M 他のアジア諸国でUSAPLを始める予定はありますか?
O ぜひそうしたいのですが、今のところ予定はありません。日本のプレイヤーがUSAPLに参加して頂いたのは本当に嬉しいですよ。来年ラスベガスで日本のプレイヤーの皆さんに会えるのを楽しみにしています。
M 突然のお願いにもかかわらず、インタビュー受けて頂きありがとうございました。来年のラスベガスを私も楽しみにしています。

取材・写真/森覺摩

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