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男女ベスト8決定、26日(日)は最高峰の最終決戦!

2023.11.26

寬仁親王牌 第56回全日本選手権国際オープン

11月26日(日)、兵庫県尼崎市の『あましんアルカイックホール・オクト』特設会場を舞台に開催されている日本最高峰のビリヤードトーナメント『寬仁親王牌 第56回全日本選手権国際オープン』がクライマックスを迎える。

25日の最終回転、男子テンボール、女子ナインボールともに、定刻より遅い18時からベスト16戦が行われた。男子テンボールのフォーマットは、11ラック先取、勝者ブレイク、女子ナインボールは9ラック先取、勝者ブレイク。

その開始前には、2022年大会が中止になったことで延期されていたセレモニーが行われ、2022年のワールドゲームズ女子ナインボールで銅メダルを獲得した平口結貴に公益社団法人日本ビリヤード協会より表彰状と報奨金が贈られた。

平口結貴

まずJPBA勢が6名に対して海外勢が10名という男子テンボール。ベスト32戦でロー・ホーサム(香港・FR)との激闘を制した(動画はこちら)大井直幸(FR:817)は、西嶋大策(FR:730)と対戦。大井が5-1と先行し、西嶋も何とか追っていこうとしたが、その差は詰まらず。10-2となり最後は西嶋の⑧へのポジションミスからチャンスを得た大井が取り切ってベスト8一番乗り。
※FRはファーゴレート(データが少なく信頼性が低い場合は表記なし)

9位タイ・西嶋大策

土方隼斗は(FR:799) vs 杉山功起(FR:739)とこちらもJPBA勢対決。この試合は序盤は土方4-3と競ったものの、そこから8-3とリードを広げる。その後杉山も反撃するが、10-5とした土方が最後はきっちりマスワリでフィニッシュ。

9位タイ・杉山功起

内垣建一(FR:755)は台湾の呂輝展(FR:727)を相手に序盤6-3リードから中盤からは競る展開となり8-8。そこから呂のテクニカルなキックショットもあって2連取されリーチをかけられる。何とか追撃したい内垣だったが、9-10も見えたサイドへの⑨を外して、9位タイで大会を終えた。また、ミカ・イモネン(FR:786)と対戦した吉岡正登(FR:748)も序盤リードを取ったが逆転を許して7-10で敗れ、最終日進出は叶わなかった。

9位タイ・内垣建一

9位タイ・吉岡正登

その他、ワールドトップスター対決となったアロイシウス・ヤップ(シンガポール・FR:830)vs デニス・オルコロ(フィリピン・FR:827)のゲームは、序盤から7-2と飛び出したヤップをオルコロが追う展開となったが、11-5でヤップ。その他、ベスト32戦でカルロ・ビアド(フィリピン・FR:827)を破ったインドネシアのプングアン・ハイホラン・シホンビン(FR:773)、フィリピンのヨハン・チュア(FR:814)、ジェフリー・イグナシオ(FR:803)がベスト8に進出した。

プングアン・ハイホラン・シホンビン

一方の女子、優勝候補の一角でもある韓国のソ・ソア(FR:743)と対決した小西さみあ(FR:658)は序盤から走り、中盤に追い上げられたものの、8-6とした最終ラックをマスワリで締めくくり、アマ時代の2013年以来のベスト8入り。

河原千尋(FR:748)は韓国のコン・ボミ(FR:707)を相手にマスワリラッシュで5-0とリード、その後8-2として迎えた第11ラックでゲームボールをミス、さらに8-4の上がり際でも⑧ミスでコンに追い上げを図られたが、その後コンを2点に抑えて勝利。

山内公子(FR:601)とのJPBA勢対決となった平口結貴(FR:715)は3-3から1点も許すことなく快勝し、この大会で陳佳樺(FR:747)を倒すなど素晴らしいプレーを続けている土師理恵子(FR:653)は、村松さくら(FR:672)を8-5で抑えて自身3度目のベスト8進出。

9位タイ・村松さくら

9位タイ・久保田知子

9位タイ・山内公子

9位タイ・浜西由希子

結果、男子は世界で戦う大井と、JPBAランキング1位の土方が、女子はランキング1位の河原、3位の平口、今大会で粘り強く勝利を重ねてきた土師の3名が最終決戦に臨むこととなった。男女準々決勝のスタートは午前10時、頂上決戦を見逃すな!

なお、JPBA YouTubeでの無料ライブは準々決勝から男女決勝まで2試合ずつの予定となっている。
(※ライブ配信は、Web CUE’S全日本特設サイトからもご覧いただけます)

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