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男女ベスト4決定

2023.11.26

寬仁親王牌 第56回全日本選手権国際オープン

兵庫県尼崎市の『あましんアルカイックホール・オクト』特設会場を舞台に開催されている日本最高峰のビリヤードトーナメント『寬仁親王牌 第56回全日本選手権国際オープン』。先程準々決勝が終了し、男女ベスト4が決定した。

まず男子テンボール、ランキング1位の土方隼斗(FR:799)は、今大会2度の優勝経験を持つフィリピンのヨハン・チュア(FR:799)を相手に序盤からリードを奪い、中盤でも効果的なブレイクから加点。チュアのミスもあったが、仕上がりの良さを感じさせるゲーム展開で11-3でベスト4へ。
※FRはファーゴレートhttps://fargorate.com/(データが少なく信頼性が低い場合は表記なし)

5位タイ・ヨハン・チュア

大井直幸は(FR:817)台湾の呂輝展(FR:727)と対戦。呂は2000年代から2010年代にかけて全日本でも活躍した経験を持つ43歳で、2016年以降あまり試合に登場していなかったが、今年になり復活を遂げ、9月のアジア選手権でも9位タイに入賞している。また、今回の呂はステージ1からの出場で、ここまで勝ち上がってくる間に羅立文、内垣建一も下している。

5位タイ・大井直幸

この試合、序盤互いにブレイク後にセーフティ戦になる展開となったが、呂の正確な手球コントロールと、残り球などが大井に不運に働いた部分はあったが、それでも呂のプレーは素晴らしく、一気にスコアは8-2に。

次ラックでも大井はチャンスを作ったが、自らの④ミスでポイントを献上。その後2-10となりこれで終了かと思われたが、ここから大井が大反撃。その差8点を徐々に詰め、9-10まで迫る。しかし、ヒルヒルに追いつく第20ラックで取り切り目前の⑥をミス。惜しくも5位タイで大会を去ることとなった。

5位タイ・ミカ・イモネン

その他、アロイシウス・ヤップ(FR:830)とミカ・イモネン(FR:786)の対戦は、体調不良気味というイモネンのプレーがやや精細を欠いていたが、それを尻目にヤップが得点を重ね一気に8-0。その後1点を返したイモネンがキューを高々を掲げるパフォーマンスを見せたが、戦況は全く変わらず11-3でヤップが勝利。今大会台風の目になっているインドネシアのプングアン・ハイホラン・シンホビン(FR:786)とフィリピンのジェフリー・イグナシオ(FR:803)は11-7でシンホビンが勝利した。

5位タイ・ジェフリー・イグナシオ

女子ナインボール、JPBA対決となった河原千尋 vs 小西さみあの試合。第1ラックでの長いセーフティ戦を制してポイントを挙げた河原(FR:748)が、ここから全く小西(FR:651)に付け入る隙を与えないまま9-1として、2016年大会以来のベスト4進出。

5位タイ・小西さみあ

5位タイ・陳佳樺

台湾の陳佳樺(FR:747)と対戦した平口結貴(FR:717)は序盤リードから一時、陳に追い上げられたが、7-5からの2連取でこちらは自身初のベスト4入り。こちらも初のベスト4入りを目指した土師理恵子(FR:653)は韓国のキム・ヘーリン(FR:620)を相手に3-0とスタートダッシュを決めたが、そこからジリジリ追い上げられると、中盤以降、ギアを上げてきたヘーリンに5-5から4連取を許して、5位タイで大会終了となった。その他シンガポールのシルビアナ・ルー(FR:721)を下した韓国のキム・ボーガン(FR:665)が準決勝に進み、準決勝はともに日韓対決となった。この後、準決勝は13時スタートの予定だ。

5位タイ・土師理恵子

5位タイ・シルビアナ・ルー

なお、JPBA YouTubeでの無料ライブは準々決勝から男女決勝まで2試合ずつの予定となっている。
(※ライブ配信は、Web CUE’S全日本特設サイトからもご覧いただけます)

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