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決勝トーナメントが進行中!

2023.10.22

第34回北陸オープン@富山・石川

10月21日(土)、『第34回北陸オープン』がスタートした。2019年以来、実に4年ぶりとなる開催に大きな期待が集まったせいか、男子219名、女子59名に設定したエントリー枠は〆切日を待たずに埋まり、キャンセル待ちが出る人気となった。

決勝会場となっている『ネッツスカイドーム』

4年という歳月が決して短くはないということは言うまでもない。今回の北陸における最大の変化は、決勝会場が石川県の金沢市から富山市に変更になったことだ。富山県で決勝がおこなわれるのは第2回大会以来だという。決勝会場は富山市内にある「ネッツトヨタ富山」本社敷地内にある「スカイドーム」。整備工場とショールームに挟まれた2階まで吹き抜けになった空間にブランズウィックテーブルが設置され、ジャパンオープンなどとはまた雰囲気の違った、解放感のある場所での戦いとなった。

男子ベスト8戦の前には『親子でキッズビリヤード』も行われた

キチンとしたデータがないからはっきりとしたことは言えないのだが、全国的にビリヤード場が減少傾向にあることは間違いない。また、店舗数以上に大会主催者を苦しめているのは、大会を開催出来る8台店以上の大型店がどんどんなくなっていることだ。

コロナが明けて関東圏でおこなわれている試合はどこも盛況が続いているが、地方にその勢いはない。今回も富山石川両県のビリヤード場を集めて台数を確定させ、それに基づいた進行スケジュールを立ててギリギリのエントリー人数上限を決めている。決勝が富山でおこなわれるのだから、試合後の移動を考えれば石川の会場で深夜まで予選が続けるわけにはいかない。また、決勝会場のテーブル数が4台しかないことから、予選日に勝ち上がった男子は富山市内の2つのビリヤード場でベスト16をおこなって、ベスト8から決勝会場という変則的なスケジュールとなった。

今回はオープンスペースでの開催とあって、大会以外のことにも力が入っていた。朝一の女子ベスト8では山内公子、曽根恭子、村松さくら、奥田玲生の4名が勝ち上がったが、男子ベスト8の前にはまず大会使用テーブルを使ってのキッズアトラクションがおこなわれ、沢山の子供達が初めて見るキューを握りしめて、色鮮やかなボールに目を輝かせていた。

朝一の女子ベスト8戦終了後に行われた開会式

続いておこなわれたのが男子ベスト8、女子ベスト4の12名が登場した開会式。会場にはビリヤードのプロを初めて見たという人も多かったはずだ。やはり、関係者以外も足を止めるような場所でのイベントは大事。この「スカイドーム」は3年間会場として使用出来る話になっているそうだが、3年と言わず、更なる発展を遂げて継続されることを期待して止まない。男子ベスト8の後は、男女ベスト4、そして男女決勝と続く。令和の富山開催初のチャンピオン誕生は間もなくだ。

On the hill!

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