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78名によるテンボール頂上決戦開幕!

2023.09.10

第24回マスターズ@大阪・マグスミノエ

会場となっている『マグスミノエ』

9月9日(土)、残暑というのはあまりにも暑い夏の名残が色濃く残る大阪の『マグスミノエ』で『第24回マスターズ』が開幕した。秋は主催のアマ連(JAPA)もビッグイベントが続く季節。マスターズの翌々週には今期の『名人位決定戦』がおこなわれ、10月にはB級の頂点を決める『全国シルバースターカップ』、11月にはローテーションの各クラス最強決定戦、『全日本アマローテ』が開催される。そんなJAPAの年間スケジュールの中で、春に9ボールでおこなわれる球聖位戦と対になるマスターズは、JAPA公式戦の中では唯一10ボールが種目となる大会だ。

特設会場ではない既存のビリヤード場が会場となるイベントにもかかわらず、大阪で開催される全国大会ということでマスターズの人気は高い。今年の出場人数は78名。もっと人数を増やして欲しいという声もよく聞かれるが、13台のマグスミノエでの一店舗開催という条件の中では、これ以上の増枠はちょっと厳しいかもしれない。フォーマットは予選ダブルイリミネーション勝者側6ラック先取、初日敗者側5先、2日目敗者側6先、シングルベスト16から7先となる。ブレイクは交互ブレイクだ。

前回覇者の田尻大悟

マスターズの予選は4組に分けておこなわれ、勝者側の勝ち上がり各2名の計8名は決勝日がベスト16スタートとなる。だから各組第1第2シードに名前があるということは、アマチュア界で「一目置かれた存在」である証明だ。今回の第1シードは1組から、前年度覇者の田尻大悟、現球聖位の小宮鐘之介、現名人位の喜島安広、昨年アマローテA級優勝の渡邉覚と錚々たる面子が名を連ねたが、初日は明暗が分かれる結果になってしまった。

小宮鐘之介

田尻と渡邉は順当にシングルへと勝ち上がったが、小宮鐘が勝者最終で愛知の加藤拓に、喜島が勝者3回戦で北海道の大原祐に苦杯を喫してしまう。小宮鐘は敗者最終に回ったが、喜島は敗者3回戦で第2シードの小宮裕樹との対戦に。関東のトップアマ同士の譲れない一戦は小宮裕が追い付いてヒルヒルに縺れ込むも、喜島のセーフティから小宮裕がジャンプファウル。楽な配置ではなかったが喜島が慎重に取り繋いで2日目残りとなった。また、今回は前年トップ4全員が2日目に残っており、田尻と前回ベスト4で先週のGPイースト東北予選に勝った奥崎誠が勝者側残り、準優勝の富樫翼と、ベスト4の秋本真吾が敗者4回戦からだ。

喜島安広

富樫翼

大会2日目の10日(日)は敗者4回戦からスタート。続いて敗者最終がおこなわれ、3回転目からベスト16がスタートする。朝一から集まった16名が優勝するには6勝が必要だからなかなか厳しいスケジュール。遅くとも18時前後には新チャンピオンが決定しているはずだ。JAPAではYouTube Liveも配信しているので、興味のある方は是非検索してみて欲しい。

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