大井は33位タイ

5月30日〜6月4日（火ー日）の期間、イギリス・ロンドンの『カッパーボックスアリーナ』を会場に『UKオープン』が開催された。第2回目の開催となった本大会。昨年王者のジョシュア・フィラー（ドイツ）を破ったエクレント・カチ（アルバニア）が優勝を飾った。

準決勝から始まる大会最終日は、カチvsスカイラー・ウッドワード（アメリカ）、フィラーvs柯秉逸（台湾）というカード。

カチはベスト16からシェーン・バン・ボーニング（アメリカ）、柯秉中（台湾）に勝利してのベスト4入り。ウッドワードはベスト8でフランシスコ・サンチェスルイス（スペイン）を破っていた。柯秉逸はアジア選手唯一のベスト4入り。そしてフィラーは今大会圧勝続きで話題をさらっていた。

ジョシュア・フィラー（ドイツ）

フィラーvs柯秉逸の対戦は、1−1からフィラーが圧巻の10ラック連取で決着。フィラーの攻守に冴えたショットもそうだが、柯秉逸のミスも相まってフィラーが独走する形となった。
カチvsウッドワードの対決は、カチがゲーム開始早々8ラック連取で大幅リード。その後ウッドワードも反撃を試みるが、ミスもあり追い付くまでには至らず。最後はカチの10−5でリーチ時、ウッドワードが⑥ミス後を取り切って決勝進出を果たした。

エクレント・カチ（アルバニア）

カチには『Matchroom Pool』系ナインボールトーナメント初優勝を懸けた、フィラーには大会連覇が懸かった決勝戦。
4−4までは互いに点を取り合う展開だったが、ここからはカチの独壇場。フィラーに付け入る隙を与えず、9ラックを連取。見事初優勝を果たした。

なお、日本から出場した大井直幸は決勝トーナメントに出場するも、ベスト64でスヌーカートップ選手であるギャリー・ウィルソン（イギリス）に6−10で敗れ、33位タイ。土方隼斗は予選ダブルイリミネーションで2敗を喫し、大会終了となった。

フォーマットはナインボール・⑨オンフット・ブレイクボックス・勝者ブレイク、256名を64名に絞るダブルイリミネーション、以降はシングル。
ダブル時、勝者側は9ラック、敗者側は8ラック。シングル時、ベスト64〜16まで10ラック、ベスト8〜4は11ラック、決勝戦は13ラック先取。

トーナメントはこちら。
Match room Pool