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サンチェスルイスがエイトボールに続きナインボール世界一に!

2023.02.06

ナインボール世界選手権

2月1日~5日(水ー日)の日程で、ポーランドのキェルツェを舞台に『ナインボール世界選手権』が開催された。結果は、昨年ワールドナインボールランキング1位のフランシスコ・サンチェスルイス(スペイン)が優勝。昨年の『エイトボール世界選手権』に続く世界選手権連続優勝となった。

決勝トーナメントでは、前回優勝のシェーン・バン・ボーニング(アメリカ)や2度の大会優勝歴を持つアルビン・オーシャン(オーストリア)など、本命と目されていた選手が続々と姿を消すことになり、ベスト4には、サンチェスルイス、モハマド・スーフィ(シリア)、マリオ・ヒー(オーストリア)、呉坤霖(台湾)と、誰が勝っても大会初優勝となるメンバーが揃った。

3位タイ:マリオ・ヒー(オーストリア)

3位タイ:呉坤霖(台湾)

サンチェスルイスは、ヒーを11−8で破り決勝進出。一方のスーフィvs呉坤霖は、11−6でスーフィが決勝進出を果たした。

準優勝:モハマド・スーフィ(シリア)

決勝戦、スーフィがスピーディかつパワフルなショット力で2点先制。実績で勝るサンチェスルイスがすぐさま追い付き、スーフィのミスを機に逆転。その後危なげないゲーム運びをするサンチェスルイスに対し、スーフィが超攻撃的ショットを成功させ、追い掛ける展開が続く。

優勝:フランシスコ・サンチェスルイス(スペイン)

一時は7−7の同点まで追い付かれたサンチェスルイスだったが、逆転は許さなかった。点差を広げ、12−8で世界一まであと1点。しかし、次ラックで取り切り体勢に入った⑦をミス。ここから12−10まで迫られる。第23ラック、取り出し①が見えていない状況、ここでもスーフィは攻撃姿勢を崩さず縦バンクにいくも、ミス。残り球をサンチェスルイスが取り切り、ナインボール世界一の称号を手にした。

昨年『USオープン』『エイトボール世界選手権』を獲り、一気に世界トッププレイヤーの仲間入りを果たしたサンチェスルイス。今年も活躍は続きそうだ。

なお、日本からは大井直幸、吉岡正登が出場。

大井は初戦からミッキー・クラウゼ(デンマーク)に9−2、ベサル・スパヒウ(アルバニア)に9−6で勝利し、ベスト64からの決勝トーナメントに進出。その後、ベスト64でエミル・アンドレ・ガンフロット(ノルウェー)に11−4で勝利後、ベスト32では台湾の呉坤霖に4−11で敗れ、17位タイで大会終了となった。

吉岡は前年度覇者のシェーン・バン・ボーニング(アメリカ)に2−9で敗れ、次戦でヤクブ・コニア(スロバキア)に5−9で敗退。予選ラウンドで2敗を喫し大会終了となった。

フォーマットは全試合ナインボール・勝者ブレイク。128名の選手を予選ダブルイリミネーション(9ラック先取)で64名に絞って決勝シングルトーナメントへ。ベスト64〜準決勝まで11ラック先取、決勝は13ラック先取。

トーナメント表
Matchroom Pool

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