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小西さみあが『関西レディース』初優勝!

2023.01.30

第21回関西レディースオープン

1月28日〜29日の週末、2023年JPBA女子開幕戦『第21回関西レディースオープン』が大阪の『マグスミノエ』で開催された。エントリーは57名で、ナインボール勝者ブレイクの予選ダブル6先、決勝ベスト16から7先になる。女子公式戦は昨年10月のジャパンオープン以来だから3ヵ月ほど間が空いたことになるが、年明けにはアメリカで4年ぶりとなる『女子ナインボール世界選手権』が開催され、河原千尋が5位タイ、平口結貴が9位タイに入っている。

2020年大会優勝、今大会3位:河原千尋

今大会のディフェンディング・チャンピオンは2020年に勝った河原。その河原は実に関西レディースで6勝を挙げている大会巧者でもあるのだが、今回は少し見える風景が違ったかもしれない。と言うのは、2014年1月の関西レディースオープン以来9年に渡って維持し続けたシード1位の座を平口に明け渡してしまい、シード2位での参戦となったからだ。勝者最終で髙田奈実に敗れた河原は敗者側で奥田玲生を倒して決勝シングル入り。ベスト16では梶谷景美に逆転勝ちで決勝日進出し、ベスト8ではツアー2勝目を目指す丸岡文子に勝ったものの、ベスト4では小西さみあに敗れて大会7勝目はならなかった。

3位タイ:栗林美幸

小西は勝者側からの勝ち上がりでベスト4までの5戦での失点がわずかに9という好調ぶり。ベスト8でシード3位の久保田知子を倒しているから、シード3位とシード2位を順番に倒したことになる。そして、決勝で待っていたのはシード1位の平口だ。平口はベスト8の夕川景子戦でヒルヒルに追い付かれ、マスワリを喫して逆転負けになるところだったところを夕川無念の9ボール入れラッチに救われて勝ち上がり、ベスト4では栗林美幸を競り落としてジャパンオープンからの2戦連続決勝進出を決めた。

年も近く仲の良いライバル同士ながら、決勝での対戦は初めての両者。試合は平口のマスワリでスタートし、4-0までリードを広げる。平口、昨年5月の大阪クイーンズ以来の優勝まであと3つ。しかし小西のタイムアウトから流れが一変してしまう。

準優勝:平口結貴

優勝:小西さみあ

平口のブレイクスクラッチから連マスで4-3、今度は平口のタイムアウトから小西のブレイクスクラッチで5-3とリードを広げたが、平口に惜しいミスが続いて5-6と逆転。最後は小西がマスワリで締めて、2019年3月の『全日本女子プロツアー』以来となる公式戦2勝目を飾った。「最初の優勝よりも嬉しいです」と笑顔で話してくれた小西、ゲームボールを入れた後にはガッツポーズで喜びを爆発させていた。ジュニア時代のチャレンジマッチで対戦したロドニー・モリスに「未来の世界チャンピオン」と呟かせた大器が遂に覚醒の時を迎えるのか。今後の活躍に期待したい。

女子ツアーの次戦は、3月前半に大阪で全日本女子プロツアーが予定されている。ちなみに、世界選手権5位の報奨ポイントが入ることから、河原がランキング1位に返り咲くことになりそうだ。昨年から大会ごとに勝者が入れ替わる女子ツアー。年末に頂点に立っているのは誰だろう。

写真・文/On the hill!

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