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JOリポート!! 22日『ビリヤード・ロサ』&『バグース池袋』編

2022.10.27

第35回ジャパンオープン

ビリヤード・ロサ

飯間智也、佐藤麻子の初優勝で閉幕した『第35回ジャパンオープン』。本ニュースでは、前日の22日(土)、『ビリヤード・ロサ』&『バグース池袋』にて行われた男子二次予選の模様をリポートする。

バグース池袋

フォーマットはテンボール9ラック先取、勝者ブレイク。ロサには110名、バグース池袋には16名、計126名の男子選手が参戦。126名を16組のシングルトーナメントに分けて各組1名の16名を選出後、再抽選を行い8名を選出。予選2組の会場となったバグース池袋の選手は、2回転目終了後、ロサへ移動して行われた。

織田賢人

今大会のトピックスとしてまず挙げられるのは、次世代を担うジュニア選手の台頭だろう。今年の『全日本ジュニア』『全日本アマナインA級戦』というタイトルを手にしている織田賢人は、ともにJPBAの大西想、早瀬優治に勝利してベスト32へ。そこで西日本グランプリランキング1位の竹中寛を相手に6−6の終盤まで競ったゲームを展開したが、最後は竹中に押し切られ6−9。

宮本琉成

同じくジュニア選手の宮本琉成は、JPBAトッププロの1人・栗林達を7−9で下し、ジュリアン・セラディラにも勝ってベスト32。そこで浦岡隆志に6−9で敗れたが、織田とともに強烈なインパクトを与えたことは間違いないだろう(ともに大会17位タイ)。なお、この2名を含めたジュニア選手を特集する企画が今号「CUE’S 11月号」に掲載中。

杉山功起

さらに、ジュニア選手の少し上の若手世代も躍動。2019年『全日本ジュニア』優勝者の村松勇志もベスト32まで進出。アマ時代に数々のタイトルを手にしてJPBA入りした杉山功起、世界のスヌーカーを主戦場に挑戦を続ける神箸渓心が揃って翌日の『ニューピアホール』行きを獲得した。杉山は北谷好宏、浜田翔介という『CUE’S CUP』西日本代表にも選ばれている選手を次々に撃破。再抽選後のベスト16では稲川雄一を破って翌日の切符をゲットした。

神箸渓心

神箸はLin Hui Jen(台湾)、松村学、杉原匡を破り、ベスト16では国際戦にも数多く参戦している吉岡正登を相手に8連取で一気にリーチをかける好ゲームを披露。9−3で勝利を挙げ、ニューピアホール行きを獲得した。

原口俊行

『CUE’S CUP』西日本代表選手のうち、ニューピアホール行きを決めたのは原口俊行。トップアマの中野雅之、若手の村松勇志を下してベスト16進出後、東日本グランプリランキング現在3位で東日本代表に近い土方隼斗と対戦。3−6の劣勢から6連取で逆転勝利を飾った。

羅立文

東日本選手で既に『CUE’S CUP』出場を確定させている羅立文は、高野智央、津堅翔との接戦を制してニューピアホール行きのベスト8入りを果たす。

大井直幸

竹中寛

この日多くのギャラリーを湧かせたのは、最終回転のベスト16、日本のエース・大井直幸と西日本グランプリランキング1位・竹中寛との対戦。先にリーチをかけたのは大井で、8−4のダブルスコア。ここから竹中が執念の3連取で1点差。次ラックをマスワリでヒルヒル勝負というところで、⑧をミス。これが運良く隠れ、⑧を巡る攻防に。最後は完璧に隠れた⑧を大井が空クッションのスーパーショットで沈め、勝負あり。大井がニューピアホール行きを決めた。

飯間智也

最後に今大会優勝者、飯間智也の勝ち上がりについて。飯間は会場をバグース池袋でスタート。アマチュアの森本琢磨(9−3)、鈴木謙吾(9−4)、浅野正人(9−4)に安定したスコアで勝利。会場をロサに移し、最終戦で浦岡隆志と対戦。試合開始から浦岡が先行し、飯間はそれに食らい付く展開が続いたが、終盤の6−7から3連取でこのゲーム初めてのリードを奪い、勝ち上がりを決めた。

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