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大藪春彦新人賞受賞作『萬(まん)』、『Kindle』で無料配信中!

2022.02.25

著者はCUE’S連載作品『ワンショット・ストーリー』の浅沢英

本紙CUE’Sで2年間に渡って短編小説を連載していた浅沢英さんの、「第5回大藪春彦新人賞」受賞作『萬(まん)』が、本日2月25日(金)に発売開始となりました。現在『Kindle』版では、作品が無料配信中となっております。

大藪春彦新人賞は、大藪春彦賞選考委員会によって主催されるエンターテインメント短編小説を対象とした公募新人文学賞。

浅沢英さんは、スポーツライターやボクシング、野球、体操競技などを中心に文学作品を執筆してきた作家で、日本経済新聞のコラムでビリヤードを紹介してきた実績があります。また、CUE’S 2014年9月号?2016年9月号の2年間に渡り、ワンショットに懸けるプレイヤーのさまざまな人間ドラマを描いた作品『ワンショット・ストーリー』を連載していました。

今回受賞された萬も、ビリヤードをテーマとした作品です。浅沢さんからは、「ご興味のある方に読んでいただければさいわいです。遠慮なくレビューなど書き込んでいただけると、なおさいわいです」とコメントが届いています。

次号CUE’S 5月号では、浅沢さんのインタビュー記事をお届けしますので、こちらもぜひお楽しみに!

●『萬(まん)』あらすじ
四条大宮にある小さなビリヤード場「萬」。そこは人を引き寄せては掻き回す坩堝だった。
「中村君。あんたはまだ若いからわからんかも知れんが人生いろんなことがある。それが萬、よろづ、という意味や。いろんなことがあったとき、ここへ来たらええという意味や」
そう店主は言う。
球に魅せられた中村は、萬へ通うようになっていった。
九条の食品スーパーで働き、春海と暮らす日々。
そんな静かな日常に、突如その男は現れた。
凄腕の撞き手であることは一目見てわかった。
「賭け球で撞くか」と奴は声をかけてきて――。

『Kindle』作品情報は、こちらから。いつまで無料配信しているかは明記されていないので、お早めにご覧ください。

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