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アルビン・オーシャンが昨年に続き優勝!

2022.02.22

Premier league pool(プレミアリーグプール・PLP)@イギリス・ミルトンキーンズ

2月14日?21日(月ー月)の8日間、全183ゲームに渡る『Premier league pool(プレミアリーグプール・PLP)』が閉幕。激闘を制したのは、アルビン・オーシャン(オーストリア)だった。オーシャンは、昨年の『Championship League Pool(CLP)』(今大会の改名前の大会)でも優勝を飾っており、長丁場のリーグ戦において抜群の安定感を示した。

プレミアリーグプールは、招待制・16名によるナインボールリーグイベント。「ナインボール5ラック先取」のショートフォーマットでリーグ戦を行い、成績上位10名が2次リーグに進出。その後、同フォーマットで2次リーグ(10名から6名を選出)、3次リーグ(6名から4名を選出)、プレーオフ(4名によるシングルトーナメント・7ラック先取)で優勝者を決定する。リーグ戦順位は、ゲーム勝利数がそのまま勝ち点となり、勝ち点が並んだ場合、得失点差で順位が決定。各リーグ戦結果は、引き継いだ形で次リーグに移行する。

大会最終日、3次リーグからプレーオフ進出を決めたのは、成績順でヨシュア・フィラー(ドイツ)、オーシャン、シェーン・バン・ボーニング(アメリカ)、ジェイソン・ショウ(スコットランド)の4名。フィラーは勝利数で単独首位を獲得。次いでオーシャン、バン・ボーニングが19勝10敗で2位?3位。プレーオフ進出の残り1枠は、ショウ、スカイラー・ウッドワード(アメリカ)、アレクサンダー・カザキス(ギリシャ)が17勝12敗で並び、得失点差でショウが4位でプレーオフ(準決勝)に進出した。

準決勝、フィラーvsショウの戦いは、リーグ戦の頂点に立ったフィラーが7?3で快勝。オーシャンvsバン・ボーニングの試合は、オーシャンが6?5でリーチをかけた状態からポジションミスとセーフティミスによってバン・ボーニングに追い付かれるも、最終ラックを取って決勝に進出。8日間の最終ゲームは、リーグ戦トップ2名によって行われることとなった。

決勝戦、オーシャンはフィラーに4ラック連取を許し、劣勢スタートとなったが、ここでプレーが揺らぐことなく5?5のタイに戻す。ここから残り2ラックを連取し、2大会連続の優勝を飾った。今大会は「ナインボールワールドランキング」の「Non-Ranking(ノンランキング)」グレードだが、昨年1位を獲得したオーシャンの実力を見せ付け、今シーズンの活躍も予感させる大会となった。

大会ホームページ
試合結果

写真提供/Matchroom Pool

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