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ヨーロッパが2年連続勝利!

2021.12.13
第28回モスコーニカップ@イギリス・ロンドン「アレクサンドラパレス」

2年連続で勝利したチームヨーロッパ

12月10日(金)に、4日間の日程で開催された『第28回モスコーニカップ』が閉幕。3日目終了時点で9?5とリードしていたヨーロッパが残り2セットを獲り、2年連続でチームアメリカに勝利した。

前日にヨーロッパの全勝で迎えた最終日は、両陣営のダブルエースが奮闘する1日となった。初戦は、ファン投票によって各チーム2名を選出するダブルス戦。ヨーロッパは、ジェイソン・ショウ(スコットランド)、ヨシュア・フィラー(ドイツ)、アメリカはシェーン・ヴァン・ボーニング、スカイラー・ウッドワードが選出。ヒルヒルまでもつれた試合だったが、前日の勢いを継続させたヨーロッパが獲り、マッチポイントとする。

2戦目シングルス、勝利まであと1勝のヨーロッパは、ショウを連投して一気に決めにかかったが、アメリカ側も2戦連続出場のウッドワードがパーフェクトプレーを披露して何とか踏みとどまる。3戦目は、初日にも同マッチアップが行われたフィラーvsボーニングのシングルス。ここで決めたいヨーロッパと次に繋げたいアメリカのぶつかり合いでヒルヒルの好ゲームとなり、最後はフィラーのマスワリでヨーロッパの勝利が決定した。

2大会連続でジェイソン・ショウがMVPに選出

前半戦は消極的に見えたチームヨーロッパだったが、最終のセットカウントは11?6。後半戦に火を付けたショウを始め、各選手の底力が垣間見える大会となった。一方、アメリカはエース・ボーニングが4日連続でシングルスに出場し、全敗したことが大きく響いた。これで通算の対戦成績はヨーロッパ14勝、アメリカ13勝、1引き分けでヨーロッパが勝ち越し。なお、MVPには3日目の初戦から2戦目にかけて、流れを変える同点・逆転劇を演じたショウが、2大会連続で選ばれている。

モスコーニカップは、アメリカとヨーロッパ、それぞれのトップ選手5名がチームを結成し、ナインボール5ラック・11セット先取(シングルスorダブルス、オープニングマッチはチーム戦)の対抗戦を行うイベント。昨年はヨーロッパがセットカウント11?3で大勝を収め、通算でアメリカ13勝ーヨーロッパ13勝、1引き分けで勝敗タイの状態となっている。

●4日目結果(セットカウント:ヨーロッパ 11-6 アメリカ)
ショウ&フィラー 5-4 ボーニング&ウッドワード
ショウ 2-5 ウッドワード
フィラー 5-4 ボーニング

●3日目結果(セットカウント:ヨーロッパ 9-5 アメリカ)
ショウ 5?2 レインホールド
ショウ&フィラー 5?2 ウッドワード&スタイヤー
カチ 5?3 ボーニング
オーシャン&アルケイド 5?1 ボーニング&スタイヤー
アルケイド 5?4 ジョーンズ

●2日目結果(セットカウント:ヨーロッパ 4-5 アメリカ)
ショウ 5?3 ボーニング
オーシャン 3?5 ウッドワード
オーシャン&ショウ 4?5 ボーニング&ウッドワード
フィラー 3?5 スタイヤー
アルケイド&カチ 5?4 レインホールド&ジョーンズ

●初日結果(セットカウント:ヨーロッパ 2-2 アメリカ)
チームヨーロッパ 2-5 チームアメリカ
オーシャン&カチ 4-5 スタイヤー&レインホールド
フィラー 5-2 ボーニング
アルケイド&ショウ 5-0 ウッドワード&ジョーンズ

各チームのメンバーは以下。

【チームアメリカ】

アール・ストリックランド(新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者となり出場不可)
シェーン・ヴァン・ボーニング
スカイラー・ウッドワード
クリス・レインホールド
タイラー・スタイヤー
ジェレミー・ジョーンズ(監督兼プレイヤーとして参戦)

【チームヨーロッパ】

アルビン・オーシャン(オーストリア)
エクレント・カチ(アルバニア)
ジェイソン・ショウ(スコットランド)
デイビッド・アルケイド(スペイン)
ヨシュア・フィラー(ドイツ)

Match room poolYouTubeでは、ダイジェスト映像が配信中。

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