モスコーニカップ3日目。ヨーロッパが全勝! チームの勝利まであと2勝に迫る
デビッド・アルケイドはダブルス3戦、シングルス1戦に出場し、全勝の活躍!
12月7日?10日(火ー金)の日程で、イギリス・ロンドン「アレクサンドラパレス」を会場に『第28回モスコーニカップ』が開催中だ。3日目は全ゲームでヨーロッパが勝利を収め、セットカウント9?5と突き放し、最終日を迎える。
逆転の立役者・ジェイソン・ショウ
3日目、セットカウント1点ビハインドで迎えたチームヨーロッパは、2日目に続き初戦にジェイソン・ショウ(スコットランド)を投入。チームが勢い付くパフォーマンスとシュート力でクリス・レインホールドを下すと、2戦目にもショウがヨシュア・フィラー(ドイツ)とダブルスを組んで出場し、快勝。ショウの2連勝の活躍で、チームヨーロッパが勝ち越しに成功する。
勢いを止めたいアメリカは、3戦目シングルスにシェーン・ヴァン・ボーニングを投入するも、エクレント・カチ(アルバニア)に3?5で敗れる。3日連続でシングルスに出場しているボーニングは、3戦全敗。アメリカの主柱とも言えるボーニングを打ち砕いたヨーロッパの勢いは、さらに加速することとなった。
4戦目はオーシャン&アルケイド vs ボーニング&スタイヤーのダブルス。今年の『ナインボール世界選手権』優勝&3位のヨーロッパペアは、アメリカペアを5?1で圧倒。最終戦は、アルケイドとジェレミー・ジョーンズの対戦。この日初めてチームアメリカがヒルヒルまで粘りを見せたが、最終ラックでジョーンズがレフェリーに手球を拭いてもらっている間にタイムアウトファウルを犯すミスで、チームアメリカは全敗を喫した。
最終のセットカウントは「ヨーロッパ 9-5 アメリカ」。チームヨーロッパの勝利まであと2勝。相手を勢い付かせ、ミスでポイントを落としてしまったアメリカは、何とか切り替えて明日に臨みたいところ。今年のモスコーニカップは明日、決着を迎える。
モスコーニカップは、アメリカとヨーロッパ、それぞれのトップ選手5名がチームを結成し、ナインボール5ラック・11セット先取(シングルスorダブルス、オープニングマッチはチーム戦)の対抗戦を行うイベント。昨年はヨーロッパがセットカウント11?3で大勝を収め、通算でアメリカ13勝ーヨーロッパ13勝、1引き分けで勝敗タイの状態となっている。
●3日目結果(セットカウント:ヨーロッパ 9-5 アメリカ)
ショウ 5?2 レインホールド
ショウ&フィラー 5?2 ウッドワード&スタイヤー
カチ 5?3 ボーニング
オーシャン&アルケイド 5?1 ボーニング&スタイヤー
アルケイド 5?4 ジョーンズ
●2日目結果
ショウ 5?3 ボーニング
オーシャン 3?5 ウッドワード
オーシャン&ショウ 4?5 ボーニング&ウッドワード
フィラー 3?5 スタイヤー
アルケイド&カチ 5?4 レインホールド&ジョーンズ
●初日結果
チームヨーロッパ 2-5 チームアメリカ
オーシャン&カチ 4-5 スタイヤー&レインホールド
フィラー 5-2 ボーニング
アルケイド&ショウ 5-0 ウッドワード&ジョーンズ
各チームのメンバーは以下。
【チームアメリカ】
アール・ストリックランド(新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者となり出場不可)
シェーン・ヴァン・ボーニング
スカイラー・ウッドワード
クリス・レインホールド
タイラー・スタイヤー
ジェレミー・ジョーンズ(監督兼プレイヤーとして参戦)
【チームヨーロッパ】
アルビン・オーシャン(オーストリア)
エクレント・カチ(アルバニア)
ジェイソン・ショウ(スコットランド)
デイビッド・アルケイド(スペイン)
ヨシュア・フィラー(ドイツ)
Match room poolのYouTubeでは、初日のダイジェストが配信中。