12月7日?10日（火ー金）の日程で、イギリス・ロンドン「アレクサンドラパレス」を会場に『第28回モスコーニカップ』が開催中だ。初日のスケジュールを終え、セットカウント2?2の同点となっている。

モスコーニカップは、アメリカとヨーロッパ、それぞれのトップ選手5名がチームを結成し、ナインボール5ラック先取（シングルスorダブルス、オープニングマッチはチーム戦）の対抗戦を行うイベント。昨年はヨーロッパがセットカウント11?3で大勝を収め、通算でアメリカ13勝ーヨーロッパ13勝、1引き分けで勝敗タイの状態となっている。

今回の開催にあたり、アメリカの帝王・アール・ストリックランドの参戦が大々的に報じられていたが、直前で新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者と認定され、不参加に。代役は、監督のジェレミー・ジョーンズが務めることとなった。

各チームのメンバーは以下。

【チームアメリカ】

アール・ストリックランド（新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者となり出場不可）
シェーン･ヴァン・ボーニング
スカイラー･ウッドワード
クリス･レインホールド
タイラー･スタイヤー
ジェレミー・ジョーンズ（監督兼プレイヤーとして参戦）

【チームヨーロッパ】

アルビン･オーシャン（オーストリア）
エクレント･カチ（アルバニア）
ジェイソン･ショウ（スコットランド）
デイビッド･アルケイド（スペイン）
ヨシュア･フィラー（ドイツ）

初日のオープニングマッチは、チーム全員が参加するチーム戦。突然のアクシデントに見舞われたチームアメリカだったが、オープニングラックでエース・ボーニングが先制して勢い付けると、その後もコンスタントにポイントを重ねて5?2で勝利。2戦目はオーシャン＆カチ vs スタイヤー＆レインホールドのダブルス。ここもアメリカがヒルヒル勝ちを収めて不安を払拭するスタートを切った。

しかし、このままでは終われないヨーロッパは、3戦目のシングルスでフィラーがボーニングを5?2で圧倒すると、初日最終戦のアルケイド＆ショウ vs ウッドワード＆ジョーンズでヨーロッパが完封勝ちを収め、セットカウントを2?2のタイに戻した。チーム戦、ダブルスで勢いを付けたアメリカと、その勢いを地力で断ち切ったヨーロッパ。2日目以降の戦いも要注目だ。

●初日結果（セットカウント：ヨーロッパ　2-2　アメリカ）
チームヨーロッパ 2-5 チームアメリカ
オーシャン＆カチ 4-5 スタイヤー＆レインホールド
フィラー 5-2 ボーニング
アルケイド＆ショウ 5-0 ウッドワード＆ジョーンズ

Match room poolのYouTubeでは、初日のダイジェストが配信中。