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喜島安広、坂田夕紀、宮本琉成が戴冠!

2021.11.08

第68回全日本アマチュアポケットビリヤード選手権大会@名東スポーツセンター

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左からA級優勝・喜島安広、女子旧優勝・坂田夕紀、B級優勝・宮本琉成

筆者も10年以上にわたって全日本アマローテを取材しているが、3つの決勝戦全てがプレーオフ入りした上に、いずれも敗者側の連勝で終わるという結末は初めて。11月7日(日)、最初に勝利の雄叫びを上げたのは若干15歳、東京の宮本琉成だった。

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会場となった『名東スポーツセンター』

ローテーション120点先取のB級戦で、宮本は勝者3回戦で苦杯を喫したものの敗者側でギアチェンジ。敗者4回戦から怒濤の快進撃を続けて9連勝で決勝へ。決勝では無敗の7連勝で勝ち上がってきた静岡の林大介が立ち塞がったが、W―7で一蹴。プレーオフもW―52で勝ちきり、通算11連勝での快挙となった。宮本は先月の地上最強B級戦でも優勝しており、勢いに乗っての公式戦連勝だ。

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B級ベスト3、左から3位・グエン・アイン(愛知)、優勝・宮本、準優勝・林大介(静岡)

ちなみに宮本の地上最強B級戦での優勝は全日本アマローテのエントリー〆切後のことであり、「B級戦優勝者は次回からB級戦に出れない」というルールに違反しているわけではないということを明記しておきます。短期間に公式戦連勝という快挙を成し遂げた新星の今後には期待大だ。

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宮本は公式戦連勝でA級にステップアップ

同じく120点先取の女子級、今回の大本命は現女流球聖位にして先月の全関東も制した東京の梶原愛。だが不慣れなローテーションで勝手が違ったか、負け勝ち勝ち負けで上位には残れず。勝者側から危なげなく決勝進んだのは、一年前の女流球聖位挑戦者決定戦でその梶原に敗れた大阪の増田真紀子。敗者側からは勝者最終で増田に33点に押さえ込まれた神奈川の坂田夕紀が上がって再戦スタート。

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女子級ベスト3、左から3位・五十嵐美妙子(福島)、優勝・坂田、準優勝・増田真紀子(大阪)

決勝&プレーオフ、どちらも主導権を握ったのは増田だったのは間違いないが、プレッシャーからかフィニッシュが決まらない。決勝はW―104で惜敗、プレーオフでは115点からゲームボールのコンビも撞いたが入らず。残り球をしっかり落とした坂田が嬉しいアマチュアタイトル初優勝を飾った。

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坂田が落ち着いたプレーでアマ初タイトルを獲得

これがタイトルの「格」なのだろうか。二日目の午後、大会の主役となったのは現名人位、埼玉の喜島安広だった。ドラマのスタートはA級180点先取の勝者ベスト8。大会優勝経験者同士の一戦で、12年優勝、静岡の秋本真吾がベストゲームを披露し、W―0で喜島は敗者側へ。

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A級ベスト3、左から3位・小宮鐘之介(東京)、優勝・喜島、準優勝・島田隆嗣(愛知)

しかしここからが圧巻だった。喜島は2つ勝った後、9月に名人位決定戦を戦った愛知の木村善広との接戦を制し、秋本にリベンジを果たし、敗者最終では現球聖位、東京の小宮鐘之介を抑え込んで決勝へ。勝者側で待っていたのは、2015年から国体記念大会3連覇という記録を持ち、16年以来の大会2勝目を目指す地元愛知の島田隆嗣だ。

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喜島がJAPA主催の全国タイトル戦3連勝

運営に携わった愛知の連盟員達の期待を背負ってA級決勝がスタートしたが、名人の壁は想像以上に高かった。喜島がW―66、W―83と連勝し、10年ぶりの大会2勝目を飾った。喜島はこれで今秋、マスターズ、名人位、アマローテと、アマ連タイトル3連勝。「アマチュア最強」の面目躍如だが、これがなかなか達成出来ない離れ業なのは間違いない。

最後に、ビリヤード業界としても2年ぶりとなる特設開催を無事終了させたアマ連運営の尽力に心からの拍手を送って、この原稿の〆とします。

On the hill!

※記事中に誤りがあり修正いたしました。ご迷惑をおかけいたしました関係者並びにWeb CUE’Sを閲覧していただいている皆様にお詫び申し上げます。

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