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JAPAN POOL LEAGUE開幕!

2021.02.08

初戦の東京HOTS vs T’ismは引き分けに

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日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)に所属するプロプレイヤーが、これまでの公式戦では行われることのなかった3対3のチーム戦をリーグ戦方式で行い、5月にチャンピオンを決める『JAPAN POOL LEAGUE』(主催:株式会社MATCH BALL、運営:合同会社ヒットミーアップ)のSEASON1が、2月7日(日)に開幕を迎えた。

開幕戦のカードは大井直幸土方隼斗高野智央が中心となって結成された『東京HOTS』対1998年のナインボール世界選手権王者・高橋邦彦を中心とした『T’ism』(詳しいルール等はこちらから)。

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東京HOTSの高野、土方、大井(左から)

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Tismの山本、松田、高橋(左から)

スペシャルMCとして登場した俳優の金子昇さん、そして村松さくらプロの進行による選手紹介からスタートしたこの試合、各チームがシーズンチャンピオンを目指す真剣勝負のスタートということもあり、配信画面からもチームの緊張感が伝わり、その中でプロ達が渾身のショットを魅せながら戦うナインボールバトルは白熱したものとなった。

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その第1セットのメンバーは、東京HOTSが大井、土方、高野、T’ismが松田渉小西さみあ山本久司。バンキングを取った東京HOTSの大井が、オープニングラックでマスワリを決めると、続く土方もマスワリで続き2-0。その後も精度の高いプレーで5-2までリードを広げる。しかしここからT’ismが、気持ちの込もった積極的なプレーで反撃を見せて一気に追いつくと、ここからは競り合ったまま終盤戦へ。

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要所を締めるプレーが光った山本

10-9と先にリーチをかけた東京HOTSに対して、T’ismの山本がベテランらしい緻密なプレーを見せて10-10に追いつくと、この日唯一の女子プロプレイヤーである小西が、大きなプレッシャーがかかる中、ブレイク2個インからマスワリ。T’ismが逆転で第1セットを奪った。

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第1セットで大活躍の小西さみあ

リーグ戦は2セット制のため、この時点で東京HOTSの勝ちがなくなり、さらにセットを落とすと勝ち点0でT’ismが勝ち点3を得る展開となった第2セット。東京HOTSは第1セット途中で高野とのメンバーチェンジで東條紘典が入り、対するT’ismは第1セットと同じ布陣で臨み、第9ラックを終わって5-4とリード。

しかし、迎えた第10ラックで小西の?ミスを拾った東京HOTSが、長い戦いの中でプレー精度がやや落ち始めたT’ismを捉えて逆転すると、第13ラックで小西とのメンバーチェンジで入った高橋にプレーの機会を与えぬまま一気に10-5とリードを広げた。

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途中出場でセット奪取に貢献した東條

T’ismもここから山本がラックを奪って6-10と1点を返し高橋に後を託したが、土方が高橋の?シュートミスからきっちりと取り切って11-5。記念すべきJPL開幕戦は、互いに勝ち点1を分け合う結果となった。

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この日最高のプレーを魅せた土方が第2セットを締めた

この試合の模様は、YouTubeチャンネル『JAPAN POOL LEAGUE』でのライブ配信となったが、同時視聴者数は最大で1800名ほどを記録。プロによる新たなスタイルの熱い真剣勝負は、全国のファンにとって、コロナ禍の中でも週末を楽しめる、良きビリヤードコンテンツとなったようだ。

なお、この開幕戦の模様はJPLチャンネルで配信中。また、SEASON1のリーグ戦はこの後9試合が予定されており、次戦は2月12日(金)の18時から、WARRIORS vs 横浜HAPPY’sの対戦が配信予定となっている。

写真提供:JAPAN POOL LEAGUE

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