JPBF年間MVP、宮下崇生が初獲得!
年間MVP初獲得の宮下崇生
12月27日(日)に『第31回全日本プロスリークッション選手権大会(ADAM JAPAN杯)』が閉幕し、この大会をもって『日本プロビリヤード連盟(JPBF)』の2020年ランキング対象公式戦が全て終了。宮下崇生が自身初の年間MVPを獲得した。今年はコロナ禍の影響で公式戦の開催は3戦のみとなってしまったが、1戦ずつ振り返っていきたい。
後列左から、5位タイ:甲斐譲二、キム・ジュンテ(韓国)、三戸雅之、キム・ドンフン(韓国)
前列左から、3位タイ:宮下崇生、準優勝:梅田竜二、優勝:新井達雄、3位タイ:エムラ・バセゲムズ(トルコ)
2020年の開幕戦は2月1日~2日(土・日)に開催された『第26回東京オープン』。本大会はコロナ禍以前だったこともあり、韓国やトルコといった海外勢も多く参戦。並み居る猛者達を押し退け、2019年年間MVPの新井達雄が優勝を果たし、2020年シーズンも好調を伺わせる内容となった。
左から、3位タイ:竹島欧、準優勝:梅田竜二、優勝:森雄介、3位タイ:米山聡
写真提供/carom seminar
東京オープン閉幕後、『全日本スリークッション選手権大会』を始めとした大会の中止が続き、公式戦再開となったのは11月15日(日)の『第16回Billiards Cafe GLANZ戦』、無観客での開催となった。この試合を制したのは、森雄介。この時点で、JPBFのランキングは、オープン戦を制した新井が1位(632P)、2戦とも決勝進出を果たしている梅田竜二が2位(608P)、GLANZ戦優勝の森が3位(470P)、宮下は4位(330P)につけていた。
前列左から、4位:森雄介、準優勝:船木耕司、アダムジャパン:関口貴啓工場長、優勝:宮下崇生、3位:梅田竜二、5位:新井達雄、後列左から、6位:森陽一郎、8位:竹島欧、7位:甲斐譲二、9位:萩原孝昌。
そして最終戦の『第31回全日本プロスリークッション選手権大会(ADAM JAPAN杯)』(12月26日~27日開催)。この大会を宮下が獲ったことにより順位が大きく変動し、最終結果は、ランキング1位から、宮下(1030P)、梅田(993P)、新井(912P)、森(785P)。昨年も新井、森、梅田の3名は上位争いを繰り広げていたが、今年はその中に宮下が入り、最終的にMVPを奪取する格好となった。
なお、来年度(2021年)のJPBFランキング対象公式戦のシード権について、「年度ランキングの有効試合数を4試合とし、開催試合数が3試合以下となった場合は前年度と合算した(2019-2020)ランキングにより、次年度(2021)に得られる代表・シード権等を決定する」とJPBFホームページ上で発表している。その結果、順位は1位から新井、森、梅田、船木耕司、宮下となっている。来年度、この5名からMVPプレイヤーが出るのか、新たな選手が台頭してくるのか、2021年のキャロムシーンにも期待したい。