JPBA初のオンライントーナメント、河原千尋が優勝
8月30日(日)、JPBAのトップランカーによる初のオンライントーナメント『JPBA Professional Online Tournament』が開催され、2013年以降、7年連続でJPBA女子MVPに輝いている河原千尋が、決勝戦で竹中寛を下して優勝を果たした。
出場選手は、東日本から羅立文、東條紘典、青木知枝の3名、西日本から河原、竹中、山川英樹の3名の計6名。
左から、竹中、河原、山川
写真上から、羅、東條、青木
今回のオンライントーナメントは、『ビリヤード・ロサ』(東京)、『アンセーズ』(大阪)の2つの会場に設置したカメラを用いて遠隔による対戦を行うというもの。通常のテンボールルールをベースにした「1球1点」の点数制で、対戦相手と交互に1ラックずつプレーし、先に規定の点数に到達した選手が勝者となるルール(後攻あり。同じラックで規定の得点に達した場合はサドンデス)。
このトーナメントの模様は、岡田將輝プロ、青木亮二プロの実況・解説でライブ配信された(写真はビリヤード・ロサ)
山川vs青木の第1試合に始まり、決勝戦の河原vs竹中まで5試合が行われたトーナメント。優勝した河原は、3試合を通じて6選手中最も安定していたブレイクから取り切りを重ね、竹中との決勝戦でも終始安定したショットで、これぞトッププロというハイレベルなプレーを見せた(このトーナメントの模様は現在JPBA YouTubeチャンネルにて公開中)。
ゲームルールから配信スタイルまで、その全てが初の試みであったJPBA Professional On-line Tournamentは、ランキング対象外のイベントとして、今後の情勢も考慮しつつ、オンライントーナメントがJPBA公式戦の対象となり得るかを精査する目的もあり、JPBAでは今後も引き続き、出場選手達からのフィードバックを含めた今回の結果も踏まえ、オンライントーナメントの可能性を探っていくとのことだ。