JPBA 第54期後期プロテスト開催
2020.08.06
2019年世界ジュニア銀メダリストの奥田玲生がプロ入り
18歳のフレッシュな女子プロが誕生した【写真提供:JPBA】
8月5日(水)、東京・池袋の『ビリヤード・ロサ』を会場に日本プロポケットビリヤード連盟(JPBA)の第54期後期プロテストが開催され、女子トップアマの1人として活躍していた18歳の奥田玲生がプロ入りを果たした。
例年JPBAのプロテストは、日本全国の8支部で6月と12月の年2回行われている。今回テストは、本来6月に行われる予定が延期となっていたもので、第54期後期は奥田が唯一の受験者。規定によりボウラードによる実技試験(3ゲーム420点以上)を免除された奥田は筆記試験に合格し、晴れてプロの舞台に立つことを許された。
奥田は昨年4月の『全日本ジュニアナインボール選手権』で準優勝、7月に行われた『アジア選手権』ジュニア女子シングルスで3位タイ入賞、同大会のダブルスでは、同じく10代プレイヤーとして将来を嘱望されている谷みいなとのペアで日本史上初の優勝という快挙を達成。また、国内でも10月に行われた『都道府県選手権』L級で優勝に輝いている。さらに11月にキプロスで開催された『世界ジュニアナインボール選手権』で、日本人女子としては、現JPBAプロの小西さみあ(2008年)、平口結貴(2013年)に次ぐ史上3人目の銀メダル獲得を果たしている。
世界ジュニアで銀メダルを獲得。右は同大会U17男子の部で5位タイの村松勇志【写真提供(上2点):NBA】
現在のところ、2020年シーズン再開の目処は立っていない状況だが、未来に向けて本格的に走り出したフレッシュなプロプレイヤーの加入は、JPBAにとっても久々の明るい話題となった。