ビリヤードの神様を破った男

既報でもお伝えしましたように、2019年11月25日（月）、小林伸明氏が上部消化管出血による出血性で逝去されました。享年77歳。多大な功績を収められた小林氏を偲ぶ『小林伸明先生を偲ぶ会』が、1月16日（木）、『ビリヤード小林』にて行われました。

故人に捧げる黙祷

小林氏は、世界スリークッション選手権大会において12連覇を狙うレイモンド・クールマンス（ベルギー）を破って世界チャンピオンに輝き、『ビリヤードの神様を破った男』として世界にその名を轟かせ、日本にキャロムビリヤードの一時代を築きました。

日本ビリヤード協会（NBA）から功労賞が贈られた

主な戦績は、『世界スリークッション選手権大会』優勝2回、準優勝10回。『世界スリークッション国別対抗戦』優勝3回。『世界5種目選手権大会』3位。『アジア競技大会
フリーゲーム』銅メダル。『全日本スリークッション選手権大会』優勝13回。他にも多数の優勝、入賞を受け、2012年に日本撞球殿堂入りを果たしました。

偲ぶ会には小林氏を慕うファン、門下生、ビリヤード業界関係者およそ190名が参列。会は主催の意向通り明るいお別れ会となり、会場に展示された愛用のキューやキューケース、これまで獲得してきたメダルや取り扱われてきたメディアなどを酒の肴に思い出話を語り合う一時となりました。