学生達とプロがCrazy9で大盛り上がり!
『U-Billiards Festa Vol.2~Crazy9で対抗試合!~』開催
ビリヤード・ロサに学生プレイヤーが半年ぶりに集結!
12月15日(日)、関東学生ビリヤード連盟準備委員会(以下、準備委員会)が主催する2回目のイベント『U-Billiards Festa Vol.2~Crazy9で対抗試合!~』が、東京・池袋の『ビリヤード・ロサ』を会場に開催された。
当日は10大学から51名の学生プレイヤーがイベントに参加。JPBA所属のプロプレイヤー11名も駆けつけ、準備委員会が考案したナインボールとカードゲームをミックスした『Crazy9』を種目としたチーム戦を行い、大いに盛り上がった。
JPBAからは青木亮二、稲見厚史、栗原信祐、小原洋平、櫻井裕之、正?洋行、津堅翔、土方隼斗、松村浩道、渡辺剛史、野内麻聖美、計11名のプロが参加!
午前10時30分から始まった開会式では、キャプテンとして学生達とチームを組んで戦う10名のプロ、そして、マイクパフォーマンスによる盛り上げ役として参加の野内プロが紹介され、その後、スキルレベルを平均化した上で大学もシャッフルされた10チームにプロが合流し、試合前のミーティングでそれぞれに交流を図り、ONE TEAMになったところで試合が開始された。
開会式後はチームミーティング。写真は正?プロチーム
協賛社の1つ『(株)ジャストドゥイット』からは、気になるキューのレンタルサービスが提供された
予選は5チーム×2リーグの総当たり戦で、各試合は50分の時間制限。通常のゲームとは違い、獲得ラックがそのまま勝ち点となり、その合計ポイントの各リーグトップが決勝戦を戦うフォーマット。Crazy9は、トーナメントゲームではなく、大勢で1つのテーブルを囲み、仲間とも相手ともコミュニケーションを取りながら、とにかくビリヤードを楽しむことがメインのゲームだが、イベントは予想を超える盛り上がりで進んでいく。
野内プロのマイクパフォーマンスでさらに会場は盛り上がった
Crazy9には「サイドポケット禁止」や、必ず背面撞きをしなければならない「ビハインド・ザ・バック」、特別に用意されたキューではない「何か」で撞かなければならない「弘法キューは選ばない」など、様々なカードがあり、チームが有利になるように、状況に合わせてそれらを駆使していくのが戦術。通常のビリヤードゲームにはない要素が加わったことで、一気に情勢が逆転するのはもちろん、めったにお目にかかれない思わぬワンプレーが出たりと、試合が行われている間のビリヤード・ロサは、通常のビリヤードイベントにはないレベルの歓声と笑い声から悲鳴までが止むことはなかった。
ビハインド・ザ・バックで?イン!
ファイナルは津堅プロチームvs小原プロチーム
予選リーグ4回転の後、津堅プロチームと小原プロチームによる2ラック先取の決勝戦が、参加者が見守り、野内プロのツッコミが入る中で行われ、津堅プロチームが勝利。閉会式では、優勝チームの表彰、プロを代表してJPBA東日本の理事であり、明治大学『3.7.w』のOBでもある渡辺プロからの挨拶、学生を代表して、準備委員会委員でもある上智大学『キューズ』会長の大野耀太郎さんからの挨拶、さらにサプライズで今年限りで引退を発表している野内プロへの花束と記念品の贈呈が行われてイベントは終了となった。
優勝チームには協賛社の1つ『(株)三木』から『Axi』キューが贈られた
今回のイベントは、津堅プロが閉会式で語った「純粋にビリヤードを楽しむことを思い出しました」というコメントが物語るように、参加プロにとっても、学生達とビリヤードを通じて交流する貴重な時間となったようだ。また参加した学生達にとっても、改めて「プロプレイヤー」というビリヤードのスペシャリストの存在を知り、一緒にプレーすることで新たなビリヤード魅力を発見する良い機会になったことだろう。
関東圏で活動する7大学のビリヤードサークル(慶應大学『Tight Luck』、上智大学『キューズ』、東京大学『撞友会』、東京理科大学『スカーレット』、東洋大学『撞球会』、明治大学『3.7.w』、早稲田大学『Crescent』)が参加して今年4月に活動を開始した関東学生ビリヤード連盟設立準備委員会。
6月に旗揚げイベントとして、新入生や新サークルメンバーを主な対象にした『U-Billiards Festa Rei-One!~ビリヤードって面白い!~』を開催し、この時に山梨大学撞球部が準備委員会に加わり、今回のイベントから新たに学習院大学のビリヤードサークル『ジーマーン』も加わって9大学となった。今後の準備委員会は、ビリヤードサークル間の連携を深め、できる限り多くの学生達にビリヤードを知ってもらい、楽しんでもらいながら、サークル活動を中心とした学生ビリヤードの活性化を図っていくことを目標に、来年の早い時期での『関東学生ビリヤード連盟』の発足を目指して活動を続けていく。