船木耕司が大会3連覇!
11月16日~17日(土~日)東京都新宿区にある『ビリヤード小林』にて、2019年最後のJPBFランキングポイント対象試合である『全日本プロスリークッション選手権大会 ADAM JAPAN杯』が開催された。フォーマットは40点先取、9名総当たり戦。結果は船木耕司が大会3連覇を成し遂げた。
会場となった『ビリヤード小林』
本大会に出場したのは昨年優勝シードの船木に加え、当年度成績優秀者シードとして新井達雄、梅田竜二、選抜予選(1次→2次→最終)を経て選出された森雄介、宮下崇生、竹島欧、鈴木剛、米山聡、高橋朋隆。
準優勝:新井達雄
優勝争いの行方は6勝1敗、勝ち点12で首位に立っていた船木と、4勝1敗2分の勝ち点10で2位につけていた新井による最終戦の直接対決に委ねられた。新井は勝利を前提とし、アベレージによっては優勝が決まる、という船木が非常に有利な状況だったが、試合は新井が逆転優勝に望みを繋ぐべく、今大会最多タイとなる12点ランなどで船木を圧倒し40-20(22キュー)で勝利。勝ち点12で並んだが、気になるアベレージは船木が1.241に対し、新井が1.233と僅かに届かず、船木が大会3連覇、通算4度目の優勝に輝いた。
優勝:船木耕司
また、今大会を以てJPBFの2019年シーズンは閉幕となり、表彰式では優勝の船木の他、今年の年間MVPを獲得した新井への表彰と、9月末から10月初めにかけて行われた『第9回 世界レディーススリークッション選手権大会』にて、準優勝、3位タイの成績を収めた肥田緒里恵と界文子に、NBA(公益社団法人 日本ビリヤード協会)及びJPBFより特別報奨金の授与も行われた。
新井は2位以下に500pt以上の差を付け、通算9度目となる年間MVPを獲得した
『世界レディース3C選手権』で3位タイとなった界文子(左)と準優勝の肥田緒里恵(右)
新井と今大会3位の森雄介は1週間後の26日(火)より、デンマークのラナース(Randers)にて行われる『世界スリークッション選手権』に出場する。日本代表として戦う2人に引き続き注目して頂きたい。