出張キッズビリヤードin小学校
11月9日(土)、三鷹にある小学校の体育館に5フィートのミニビリヤードテーブル4台が並んだ。小学生20名を集めた、ビリヤード体験イベントが行われたのだ。
福田豊プロ
これは小学校のPTAが主催するイベントで、東京・池袋の『ビリヤード・ロサ』にて定期開催されている親子で楽しむビリヤードイベント『親子でキッズビリヤード』のスタッフ達と、ミニテーブルを貸し出したビリヤード用品通販の『キューショップジャパン』のサポートにより実現した。
テーブルとスタッフ数の都合で20名限定のイベントだったが、学校内で募集した参加希望者はなんと50名。子ども達がビリヤードに高い関心を持っていることが窺える。
平林英里子プロ
イベントでは、福田豊プロと平林英里子プロを中心とした5名のスタッフが子ども達の指導にあたった。最初に福田プロが基本となるキューの握り方やストロークについて簡単にレッスンすると、早速各テーブルに分かれて体験がスタート。
ほとんどの子どもがビリヤードは初体験。最初こそ手球を捉えるのにも苦労していたが、経験豊富なスタッフ達の指導もあって数回キューを振るうちには見事なショットを決められるように。イベントの後半には、キャロム・ポケット(ポット)・スクラッチ(インオフ)を駆使して得点していくゲーム、イングリッシュビリヤードで対戦し、どのテーブルでも楽しい笑い声を響かせていた。
子ども達はイベントの最後まで全員が熱心にキューを振り続け、存分にビリヤードを楽しんでいた。きっとこの日、この場所で、20名の新たなビリヤードファンが増えたことだろう。
ビリヤードに「子ども達も楽しむ遊び」というイメージを持つ人はあまり多くないだろう。しかしながら、今回のような光景を目にすると、サッカーや野球のように小学生が取り組むスポーツに、あるいは休日に家族で楽しむレジャーの一つに、十分なり得ることを感じられる。
今後もこのような機会が一つずつ増えていくほどに、ビリヤードの魅力はより多くの人に認知され、競技やレジャーとしての価値も高まっていくに違いない。
by Masato KITAMURA