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【第52回全日本選手権SP_Vol.15】前売り券販売は今日まで!

2019.11.15
@兵庫県尼崎市『アルカイックホール・オクト』

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いよいよ3日後の18日月曜日から兵庫県尼崎市の『あましんアルカイックホール・オクト』にて、『第52回 全日本選手権大会 ?仁親王牌』が幕を開ける。現在も前売り券の販売が行われており、締切は今日の23時59分までとなっている。まだご購入されていない方はコチラから。これまではJPBAプロ、海外の有力選手をご紹介してきたが、今回は改めて大会の歴史を簡単に振り返っていきたい。

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’94年より会場として使用されている『あましんアルカイックホール・オクト』

『全日本』は’67年からスタートし、当初は男子の部しか無く、’88年から女子の部も開かれるようになった。男子の第1回優勝者はJPBA1期生で『日本ビリヤード界の父』と言われている藤間一男氏。女子はJPBA3期生で国内の女子プロ第1号である元祖女王、原田美恵子氏。また、’71年~90年はナインボール、ローテーション、14-1の3種目が採用されており、各種目の優勝者と総合結果による総合優勝者が決定されていた。

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?仁親王牌

’02年より、’90年からNBA(公益社団法人 日本ビリヤード協会)の総裁を務められていた三笠宮 ?仁親王殿下より『?仁親王牌』が下賜され、’10年、’18年には台覧試合(’18年は?仁親王殿下の第二女子である瑶子女王)が実現している。ちなみに?仁親王殿下は、今年日本を感動の渦に包んだラグビーにおいても協会の名誉総裁を務められていた。

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’11年大会準優勝の”泰山神童”?珈慶

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’11年大会、?珈慶との同級生対決を制して優勝した柯秉逸

’11年より男子はナインボールからテンボールへと移行されたが、’16年に1度、当時の世界のトレンドとなっていたナインボール、ナインボール・オン・フットを導入した。しかし翌年からは再びテンボールとなった。また、’11年からはWPAランキングポイントの対象試合となり、アジア圏に限らず、アメリカ・ヨーロッパから多数の選手がエントリーするようになった。WPAランキング対象試合となった記念すべき第1回目のファイナリストは柯秉逸(台湾)と?珈慶(中国)。同じ高校を卒業した同級生対決という漫画のようなカードとなった試合は、柯秉逸が?珈慶のお株を奪うようなマスワリ劇を見せて10-4で初優勝に輝いた。

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最多優勝記録を保持している生ける伝説、奥村健

毎年世界各国から世界王者・女王クラスが多数エントリーしてくる同大会だが、最多優勝記録を調べてみると、そこには男女共に日本人が名を連ねている。男子はJPBA10期生(現在はJPBF所属)、『ミスターポケットビリヤード』の異名で知られ、日本人初のナインボール世界チャンピオンとなった奥村健。同選手は4連覇(’79年~’82年)の偉業を含む7勝という記録を打ち立てた。奥村の下に『ビリヤードの神様』エフレン・レイズ(フィリピン)の4勝、柯秉逸の3勝と続いている。

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梶谷景美が女子の最多優勝記録保持者

女子は現役プロで、原田氏から女王の座を受け継いだ梶谷景美の4勝。梶谷の4勝目となった’13年までは梶谷・原田氏、中国の潘暁?、台湾の柳信美が3勝で並んでいたが、’13年に梶谷が河原千尋との日本人対決に勝利し、’04年以来、9年振りの『全日本』制覇を果たして最多優勝記録を更新した。彼女達に次いで2勝を挙げているのが中国の陳思明となっている。

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今年ファイナルの舞台に立つのは果たして……

昨年は日本ビリヤード界の歴史に新たな1ページが書き加えられた。詳細については明日の記事にてお伝えするが、高野智央が栗林との日本人ファイナルを制し、新チャンピオンとなった。今年はいったいどんなドラマ・戦いが待ち受けているのか、そして最後に『全日本』の頂点に立つのは誰になるのか。ぜひご期待頂きたい。冒頭でもお伝えした通り、前売り券は今日の23時59分までとなっている。予定枚数に到達次第、発売終了となるので注意して頂きたい。ご購入はチケットぴあより。

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