猛者達が名古屋に集結!アマローテは今週末!
会場となる『名東スポーツセンター』
11月9日~10日(土~日)、愛知県名古屋市の『名東スポーツセンター』にて、アマチュア全国大会の1年の締めくくりとなる『第67回 全日本アマチュアポケットビリヤード選手権大会』、通称アマローテが開催される。
昨年各級優勝者。左からA級:干場修、女子級:西野早苗、B級:藤本泰伸
この大会はA級、B級、女子級の3部門に分かれ、全国の予選を勝ち抜いた猛者達がローテーション(A級180点、B級・女子級120点)、完全ダブルイリミネーションで競い合う。また、昨年から女子級もA級と同じく、様々な分野で顕著な活躍或いは成果を挙げた個人や団体に対し贈られる『文部科学大臣賞』が授与されることとなっており、年々格式が高まってきている。
昨年、『全日本選手権』優勝を果たした高野智央も歴代優勝者の1人
現在では日本女子ビリヤード界を牽引している河原千尋もまた大会優勝者として名を残し、翌年にプロ入りした
大会の長い歴史の中には現在もプロとして活躍している選手が数多く優勝者に名を連ねている。男子では’94年に川端聡(決勝の相手は高橋邦彦)、’03年に高野智央、’14年には小川徳郎が和田敏幸を破って優勝している。女子では’99年に夕川景子、’00年、’04年に河原千尋、’10年に久保田知子が優勝しており、その後はプロへとステップアップを果たしている。
昨年入賞者。左から3位・川村美穂(北海道)、優勝・西野早苗(大阪)、準優勝高橋有希(静岡)
そんな伝統あるアマローテの昨年の結果を振り返ると、女子級は西野早苗(大阪)が決勝で高橋有希(静岡)を破り大会4連覇、通算5度目の優勝を飾り、貫禄の強さを見せた。次にB級は、決勝トーナメント16名のうち、7名を大阪勢が占める結果となり層の厚さを見せ付けた。その中で藤本泰伸が勢渡達郎との大阪勢対決をプレーオフ(敗者側の選手が勝利した場合、もう1戦行う)の末に勝利し優勝に輝いた。
左から3位・小野貴生(大阪)、優勝・藤本泰伸(大阪)、準優勝・勢渡達郎(大阪)
最後にA級は東京の干場修がアマローテ初戴冠を果たした。干場は予選の勝者最終で静岡の秋本真吾に敗れて敗者側に回ったが、大阪の強豪アマである鏡園勝に敗者側最終で勝利し決勝トーナメントへ。その後は’17年覇者の今村哲也(京都)など名のある実力者達を破り、決勝戦では石川の杉本優太をこちらもプレーオフの末に干場が2連勝で初優勝となった。
左から準優勝・杉本優太(石川)、優勝・干場修(東京)、3位・青柳高士(埼玉)
お時間に余裕のあるかたはぜひ、トップアマ達によるローテーションバトルを『名東スポーツセンター』まで足を運んで頂き観戦されてみてはどうだろうか。また、JAPAのホームページでは、会場内での喫煙・ゴミ捨てに関する注意事項を掲載しているのでそちらにも目を通して頂きたい。コチラから
写真提供:JAPA、On the hill!