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都道府県選手権は4部門全て関東勢が制覇!

2019.10.28
第18回 全国アマチュアビリヤード都道府県選手権大会 鹿児島国体記念大会

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ポケットの部の会場となった『桜島総合体育館』

10月26日~27日(土~日)、鹿児島県桜島市の『桜島総合体育館』と、福岡県北九州市の『ビリヤード淡路』にて、NBA主催のアマチュア全国タイトル戦『第18回 全日本アマチュアビリヤード都道府県選手権大会 鹿児島国体記念大会』ポケットの部A級・B級・L級、キャロムの部(スリークッション)の計4部門が行われた。各級の結果を振り返っていきたい。

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川連一斗

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写真左から3位タイ:中野雅之、準優勝:浜田宗一郎、優勝:川連一斗、3位タイ:竹岡憲司

ポケットの部は各級共通で種目はナインボール。まずA級の部は64名が参加し、6ラック先取で争われた。ベスト16から行われた決勝トーナメントのドローを見てみると、やはり全国タイトル戦で名を馳せるトップアマが多数名を連ねていたが、その中で優勝を飾ったのは埼玉の川連一斗だった。川連は予選を2連勝で勝ち上がると、ベスト16の崎間祥悟(沖縄)とベスト8の三ツ木隆行(愛媛)を共に6-2で撃破。準決勝では広島の強豪、中野雅之をヒルヒルの末に破り、決勝戦ではこちらもトップアマの1人、沖縄の浜田宗一郎を相手に6-2と快勝し初優勝となった。

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進藤勇輝(埼玉)

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写真左から3位タイ:立神健登、準優勝:大久保潤一(鹿児島)、優勝:進藤勇輝、3位タイ:渋谷博史

続いてB級は48名が出場、フォーマットは4ラック先取。B級の部も各所でハイレベルなショットが見受けられた。B級を制したのはA級の川連と同じ埼玉の若手、進藤勇輝。予選を3連勝で通過し、ベスト16の佐川和之(福島)をヒルヒル、ベスト8の池永高志を4-2で撃破。そして準決勝の立神健登(福岡)、決勝戦の大久保潤一(鹿児島)を1で抑えるなど、尻上がりに調子を上げていき見事優勝に輝いた。

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奥田玲生(神奈川)

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写真左から3位タイ:佐原弘子、優勝:奥田玲生、準優勝:荒木愛、3位タイ:佐藤裕美

女子アマチュア全国トップクラスの選手達が集結したL級は、B級と同じく48名が出場し、4ラック先取で争われた。栄えあるチャンピオンとなったのは今年7月に行われた『2019アジア選手権 ジュニアの部』にて、谷みいなとペアを組んでダブルス初優勝、そしてシングルスでも3位入賞と大活躍を見せた奥田玲生(神奈川)だった。

奥田は予選の勝者側最終で崎間智恵子(沖縄)に2-4で一度は敗れたが、敗者側で予選を勝ち抜き決勝トーナメントに進出すると、ベスト16で崎間と再び激突。2度目の対戦は奥田が完封勝利を収めた。そしてベスト8では東京の坂本香名子を4-2、準決勝ではディフェンディングチャンピオンの佐原弘子を決勝トーナメント2度目の完封、そして決勝戦では関東の実力者、荒木愛(東京)を4-1で破り、嬉しい初戴冠となった。

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キャロムの部に出場した選手達による集合写真

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写真左から3位タイ:三田昌克、準優勝:河本明、優勝:三戸雅之、3位タイ:渥美敏光

ポケットの部と同日程で行われたキャロムの部は20名が参加し、予選は18点、決勝トーナメントは20点ゲームで競った。同部門を制したのは神奈川の三戸雅之。予選は3勝1敗で2位通過を果たし、決勝トーナメントの初戦であるベスト8では昨年優勝の田中亮一(福岡)、準決勝では昨年準優勝の三田昌克(千葉)をそれぞれ20-11、20-15で破って決勝へ進出。決勝戦は河本明(福岡)を16点で抑えて三戸も初優勝に輝いた。

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今年はA級、B級が埼玉勢、L級、キャロムが神奈川勢と関東の2県が強さを見せた結果となった。来年は2021年の国体の開催地が三重県に内定している為、この記念大会も三重が舞台となる。そして次回のアマチュア全国タイトル戦は、11月9日~10日(土~日)に愛知県名古屋市の『名東スポーツセンター」にて行われるJAPA主催の『第67回 全日本アマチュアポケットビリヤード選手権大会』(通称アマローテ)だ。引き続きアマチュアの戦いに注目して頂きたい。

写真提供:On the hill!

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