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河原千尋が北陸制覇で3戦連続優勝、今季5勝目!

2019.10.22
@石川県野々市市『野々市フォルテ 小ホール』

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10月19日~20日(土~日)、石川県野々市市の『野々市フォルテ 小ホール』にて『第33回 北陸オープン 女子』が開催された。結果を先にお伝えすると、日本女子ビリヤード界不動のエース・河原千尋が北陸でも強さを見せ、ランキング2位の栗林美幸を引き離す今季5勝目を記録した。

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会場となった『野々市フォルテ 小ホール』

女子の決勝日のフォーマットはナインボール、勝者ブレイク、7ラック先取。準決勝の組合せは河原vs曽根恭子府川真理vs梶谷景美となった。まず先に決着が付いたのは府川vs梶谷のカード。この試合で梶谷はゲームカウント2-2から怒涛の5ラック連取で勝負を決め、一足先に決勝へと勝ち上がった。

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府川真理

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曽根恭子

もう一方の河原vs曽根は梶谷達との試合とは対照的に、取って取られてを繰り返すシーソーゲームとなった。6-5で迎えた第12ラックでは互いにシュートミスが出るなど、どちらがラックを取ってもおかしくない展開だったが、曽根が?のジャンプショットをミスしたことで河原にチャンスが回り、残りの4球を冷静に取り切って試合終了。河原が梶谷の待つ決勝へと駒を進めた。

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梶谷景美

大会連覇を目指す河原vs北陸オープン通算6度目の優勝を狙う梶谷。今大会も決勝はトップランカー同士の対戦となった。試合開始序盤から河原が積極果敢なプレーで5-2と大差をつける。嫌な流れを変えるべく梶谷はタイムアウトを選択。これが功を奏し、その後は梶谷のペースで試合が進み、気付けば6-6に。

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河原千尋

運命の最終ラックは梶谷ブレイクでスタート。?をバンクでコーナーに沈めたところまでは良かったが、手球が隠れてしまい、梶谷は2番を空クッションから当てにいったがファウルとなってしまい、河原がフリーボールから残りの球を取り切って大会連覇を果たした。

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3位タイ:府川真理(左)、曽根恭子(右)

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男子ベスト4、女子ファイナリスト。3位タイ:竹中寛(左1)・羅立文(右1)、準優勝:栗林達(左2)、優勝:赤狩山幸男(左3)
女子優勝:河原千尋(右3)、準優勝:梶谷景美(右2)

これで河原は9月中旬に行われた『東海レディースグランプリ』から3大会連続で優勝に輝き、9年連続の年間MVPがさらに近づいた。次回のJPBA女子ランキング対象戦はシーズンのクライマックスである『全日本選手権』となる。アジアを中心に多くのワールドクラスの選手達の試合が国内で見られるまたとないチャンスだ。ぜひ当日は会場に足を運んで頂きたい。

写真提供:On the hill!

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