大井直幸、平口結貴が出場のCBSAツアーは17日(木)よりスタート!
10月17日~24日(木~木)の1週間に渡り、中国北京市の密雲区において『2019 CBSAツアー 密雲戦』が開催される。同大会はCBSA(Chinese Billiards & Snooker Association)が主催する男女共催の中国ランキングツアー戦で、WPAランキング対象戦には含まれていないが、アジアを中心に数多くのトップ選手達が参戦する大会だ。
種目は男女共にナインボールで、まず17日~19日の3日間にかけてステージ1が行われ、男子は9ラック先取、女子は7ラック先取のシングルトーナメントが3回行われる。そして20日のプレイヤーズミーティングを挟み、21日~24日にステージ2が開幕。男子9ラック、女子7ラック、ベスト32から11ラック・9ラック、決勝戦は13ラック・11ラックで争われる。優勝賞金は男女共に24万元。10月11日時点のレート(1元=15.21円)で換算すると日本円にして約370万円が贈られる。
今大会は10月19日~20日(土~日)の『第33回 北陸オープン』と日程が被っているため、日本からの出場選手は少ないことが予想されるが、現段階では大井直幸と平口結貴が参戦予定となっている。
昨年優勝:大井直幸
大井は昨年、64名で争われた予選ラウンドを無傷の2連勝で通過すると、決勝トーナメントでは地元・中国や隣国・台湾の実力者達を連破し決勝戦へ進出。対するは準決勝でフィリピンのカルロ・ビアドを破った中国の若き新星・孔徳京。完全アウェイの環境+世界ジュニアナインボール王者に2度輝いた実績がある同選手が相手ということもあり、困難な戦いが予想された。しかし、大井は高い集中力と攻撃力を最後まで保ち続け13-4と圧勝。国際舞台での初戴冠を飾った。最近の国内戦ではやや調子を落とし気味ではあるが、大井のプレーに期待したい。
CBSAツアー泰順戦3位入賞:平口結貴
平口は今年の6月に行われた『CBSAツアー 泰順戦』において、予選では昨年の『ジャパンオープン』優勝の郭思廷(台湾)を破ると、決勝トーナメントでも今年のジャパンオープン準優勝のルビレン・アミット(フィリピン)や’09年、’14年、’15年女子ナインボール世界チャンピオンの劉莎莎(中国)など、名だたるスター選手達を破るなど大車輪の活躍を見せ、プロ入り後初となる海外戦3位入賞を果たした。今季国内戦ではここまで10戦が行われ、その内6度も決勝の舞台に立っている平口(優勝1回、準優勝5回)。密雲戦では前回の泰順戦よりも高い順位に立っていることを願うばかりだ。
今年も現地の観客が多数観戦に訪れ、中国選手達はその声援を力に変えてJPBA勢の前に立ちはだかることだろう。大会期間中は日本から選手達の元に届かんばかりの応援をして頂きたい。