ウェブキューズはビリヤードの全てがわかる総合情報サイトです。

川端聡が西日本プロツアー通算19勝目!

2019.10.01
西日本グランプリ第5戦

1909gpw5_winners.jpg

斬新なポスターに始まり、新フォーマットの採用やイベントの開催など、新しい風が吹いた『西日本グランプリ第5戦』。この注目の一戦を制したのは、来年3月に50歳の誕生日を迎える川端聡だった。

1909gpw5_hall.jpg

会場の『ビリヤードY’s』

9月29日(日)朝。決戦の地となった『ビリヤードY’s(京都市西京区)』に、各地区の予選通過者とシード選手それぞれ16名の計32名が集結。テンボールの交互ブレイク、『2ラック先取の3セット先取り』というスリリングなフォーマットで試合は進行。準決勝からは各種イベントやポスターのモデルとしても協力したマスコットガールたちがラウンドガールとして登場するなど、かつてない華やかな大会となった。

1909gpwzenyasai_yuyama.jpg

GPW前夜祭の様子。湯山プロの代名詞であるキュー切れを披露したショーはギャラリーを釘付けにした

前日には同所でラスト5つの枠を競って前日予選も開催。終了後には『前夜祭』が開かれて、多数のプロが出席。贅沢なトリオマッチのリーグ戦や全8台のテーブルを使ったトリックショットの披露など、かなり中身の濃いイベントとなっていた。中でも湯山功のキュー切れショーはプロ仲間たちも絶叫するほどの人気コンテンツに。ファンにとってプロの技を眼前で拝めて濃密なコミュニケーションまで取れる素晴らしいイベントとなっていた。

1909gpw5_event.jpg

試合の合間に行われたペアマッチイベント

そして決戦当日。今回、地方予選(および前日予選)を実施したことで顔ぶれにも少し変化が生じた。沖縄予選を通過して登場した翁長良行もその一人。関東支部から地元の沖縄(九州支部)に戻って以来、主要な大会に出場を絞っていたが、この日もベスト8まで勝ち進み最後は川端に敗れるも健在ぶりを示していた。またベスト8に北谷好宏
英貴
兄弟と木原弘貴が残り、半数を九州支部が占めて九州男児の強さを見せつけた。

1909gpw5_roundgirl.jpg

今大会のマスコットガールとなった梶山あいりさん(左)、増田かおるさん(中央)、田附なな子さん(右)

1909gpr5_masuda.jpg

グランプリレディース優勝:増田真紀子

なお、決勝日も様々なイベントが開催されて、ペアマッチやギャラリー抽選、そして前日に続いて湯山スーパーショットショーなど、イベント色もしっかりと披露。また恒例となったGPレディーストーナメントにはマスコットガール3人を含む7名の選手が出場。優勝を果たした増田真紀子選手は「全日本選手権に出場したくてエントリーしたので勝てて(ベスト4以上に残ると選手権出場権利を懸けたトーナメントの出場権を得られる)嬉しいです」と笑顔でコメント。実力派として知られる存在だけに10月に開催される出場権争奪杯でも注目の存在となりそうだ。

1909gpw5_inagawa.jpg

稲川雄一

1909gpw5_yamakawa.jpg

山川英樹

そして準決勝は枠順に稲川雄一田中雅明山川英樹、川端の4名が残る。ここを田中と川端の2006年『第1回 ワールドカップオブプール』日本代表ペアが揃って勝ち残り、技巧派ベテランコンビがテクニックを競い合うファイナルに。両者の頂上決戦は2013年の春以来で実に6年と半年ぶりのこと。揃って巧みな技を披露し、時おりギャラリーや実況解説者の嘆息を集めながら進んだゲームは、セットカウント3-1で川端が抑えて、今シーズン『14-1オープン』に続く2勝目を上げた。

1909gpw5_tanaka.jpg

田中雅明

1909gpw5_kawabata.jpg

川端聡

西日本グランプリでは通算13勝目。前身の『西日本プロツアー』から数えると19度目の西ツアー優勝を飾った川端。コメントを求めると「今日は(決勝戦の)テーブルで撞くのが3度目というアドバンテージを生かせた優勝でした」と決勝戦の勝因を冷静に分析し、今回のフォーマットについては「ずっとヒルヒルのような状態で非常に疲れました」と率直な感想も。また「ホイホイと簡単に撞いているように見えたかもしれませんが、それは30秒ルールだからです(笑)」とも。そして「MCやラウンドガールなどたくさんの人の協力で盛り上げてくれた大会で勝てて嬉しいです。今後、もっとギャラリーが増えていくように、僕も選手としてスタッフとして自分なりに頑張っていきます」と今後への思いで締めた。

1909gpw5_b4.jpg

左から3位タイ:山川英樹、優勝:川端聡、準優勝:田中雅明、3位タイ:稲川雄一

こうして新しい風、様々な試みが行われた中、本命ファイナルで幕を下ろした第5戦。実は西日本グランプリではまだ平成生まれのチャンピオンが誕生していない。トーナメントに新しい風が吹き始めた今、新世代の台頭も待たれる状況だ。参考までに川端は27歳だった1997年には日本ランキングで3位につけたという記録が残っている。

※決勝戦の映像は後日CBNTで配信予定です。どうぞお楽しみに!

by Akira TAKATA

ページトップへ
×