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激戦が繰り広げられたアマナイン閉幕

2019.07.01
@兵庫県『アルカイックホール オクト』

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6月29~30日(土~日)、兵庫県尼崎市の『アルカイックホール オクト』の特設会場にて、『日本ビリヤード協会(NBA)』主催の『2019 全日本アマチュアナインボール選手権(通称アマナイン)』、がA・B・女子級で開催された。全国から予選を勝ち抜いた選手達が一堂に会し、各所でハイレベルな戦いが繰り広げられた。フォーマットはA級が128名によるシングルトーナメント(9ラック先取)、B級が128名によるシングル(7ラック先取)、女子は64名によるシングル(6ラック先取)で争われた。

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会場の『アルカイックホール オクト』

A級のファイナルは、田中裕也(大阪)と浜田宗一郎(沖縄)の対戦に。田中は準決勝で末岡修(和歌山)を、浜田は中野雅之(広島)を敗って決勝に駒を進めた。決勝は田中が9-4で制し、アマナイン初優勝を飾った。田中は’05年~’06年の名人位在位の経験を持ち、直近の実績では5月5日(日)に大阪で行われた『第44回 日勝亭杯日本縦断オープン』で、ハンデ戦とはいえJPBAのプロ達を破って優勝している。アマチュアタイトルは12年ぶりの獲得となり、喜びも大きかったことだろう。

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左から3位タイ:中野雅之、準優勝:末岡修、優勝:田中裕也、3位タイ:末岡修

続いてB級の決勝は大阪勢同士の対決という層の厚さが窺える結果に。決勝は米澤慎二が阪本奉文を7-4で撃破し、初のB級王者に輝いた。米澤は準決勝からの大阪勢2連戦を制し、晴れてA級の仲間入りとなった。

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左から3位タイ:鈴木一生、準優勝:阪本奉文、優勝:米澤慎二、3位タイ:藤井眞司

女子級のベスト4に残ったのはB級と対照的に全て関東勢。決勝に勝ち進んだのは、昨年に続き2年連続でベスト4入りを果たした佐藤裕美(東京)を6-2で破った佐原弘子(千葉)と、昨年の覇者・新谷通子(埼玉)を6-1で破った現女流球聖位・丸岡文子(神奈川)。決勝の大舞台で奇しくも今年の『第11期女流球聖位決定戦』の再戦となった。結果は佐原がヒルヒルの末に丸岡に逆転でリベンジを果たした。佐原はこれで’07年以来のアマナイン2勝目となった。

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左から3位タイ:新谷通子、準優勝:丸岡文子、優勝:佐原弘子、3位タイ:佐藤裕美

年々レベルが上がり、プロの試合に引けを取らないアマチュア選手達の熱き戦い。次なるNBA主催の全国アマチュアタイトル戦は10月26~27(土~日)に鹿児島で行われる『第18回 全国アマチュアビリヤード都道府県選手権大会』だ。ぜひ注目していただきたい。

写真提供:On the hill!

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