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平口結貴が嬉しい今季公式戦初優勝!

2019.06.19
全日本女子プロツアー第2戦in金沢

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6月15~16日(土~日)、石川県野々市市の『ビリヤード VIVA2』にて、『全日本女子プロツアー第2戦』が開催された。フォーマットはナインボール、7ラック先取、勝者ブレイク、ランダムセルフラック。

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3位タイ・河原千尋

ベスト4に勝ち上がったのは、JPBAランキング不動の1位・河原千尋、5月30~から6月2日(木~日)にかけてアメリカ テネシー州で行われた『WPBAツアー第2戦』で準優勝を飾った曽根恭子、今大会ベスト16で栗林美幸を撃破し、ベスト8で高田奈実を完封など、好調さが窺える府川真理、6月10~12日(月~水)に中国で行われた『CBSAツアー泰順戦』で3位入賞を果たし、中2日で今大会に出場と強行日程をこなしてきた平口結貴

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準優勝・曽根恭子

まず、河原vs曽根の試合は、曽根が序盤に3ー0と河原を突き放し、終始優位な状態で試合を進めた。河原にも反撃のチャンスはあったが、手球のスクラッチやシュートミスが響き、曽根が7-2で勝利し決勝進出。

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3位タイ・府川真理

もう一方の平口vs府川は、平口が1-3ビハインドと苦しい展開だったがそこから4ラック連取し5-3と逆転。第9ラックは府川に取られ5-4となるも、その後は平口がさらに2ラック連取。7-4で府川を破り決勝へ駒を進めた。

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今季初優勝・平口結貴

決勝は平口が強行日程の疲れを微塵も感じさせず、圧巻の6ラック連取で一気に優勝に王手をかける。第7ラックも流れに乗っていきたいところだったが、平口のブレイクスクラッチにより曽根が意地を見せて2ラックを取り返す。迎えた第9ラック。巻き返していきたい曽根だったが、ブレイクは無情にも手球がスクラッチ。フリーボールを得た平口は2番からきっちり取り切り、7-2で勝利。今季4度目の決勝にしてついに初優勝を果たした。

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決勝トーナメント全結果

平口が最後に優勝したのは昨年9月の『東海レディースグランプリ』ということで、約9ヶ月ぶりの優勝だった。それだけに今回の喜びは大きかったことだろう。ここから平口がさらに女子ビリヤード界のタイトルレースを盛り上げてくれることに期待していきたい。

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写真左から3位タイ・河原千尋、優勝・平口結貴、準優勝・曽根恭子、3位タイ・府川真理

次なる女子の戦いは男子と同様、『第32回ジャパンオープン』となる。女子もアジア勢を中心に海外選手が参戦し、大会を大いに湧かせてくれることだろう。男子に引けを取らないハイレベルなナインボールバトルをぜひ会場で味わって頂きたい。

写真提供/On the hill!

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