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過去のニュース(2013年)

2013.12.23 その他

土方隼斗とチームジャパン

2013年プレーバック・JPBA男子

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公式戦年間5勝。2013は紛れもなく土方イヤーであった。


「2013年のJPBA男子を振り返って」。このテーマで書くとすれば、土方隼斗の活躍だけに終始してしまうほどに、今年の土方の強さは際立っていた。全国ポイント対象のオープン戦は全部で7回開催され、内ジャパンオープンを含む3度の優勝、1度の準優勝。この数字だけで土方の活躍を知ることが出来るだろう。

さらに東日本ポイント対象試合で関東オープンと東日本グランプリ第5戦を制覇。公式戦年間5勝という数字も近年の国内男子では見られなかった記録だ。そして王子のスマイルがトーナメントを若返らせつつ、爽やかなムードを会場に漂わせた。これは多くの先輩プロを今一度発奮させる機会になったと窺え、来シーズンにチームニッポンがパワーアップする契機となるに違いない。

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抜群の安定感でランキング2位。フレクシェカップで勝利した羅


ちなみにオープン戦7試合の結果(カッコ内は優勝者)は、開催順に全日本オープンローテーション(大井直幸)、関西オープン(土方)、北海道オープン(竹中寛)、全日本14-1オープン(高橋邦彦)、ジャパンオープン(土方)、東海グランプリ(土方)、北陸オープン(北谷好宏)となっている。やはり紛れもなく土方イヤーだった。土方にスポットを当てた記事は年内に予定しているので、そこに詳細を送るとしても、今年の主役が土方であったことは満場一致の意見だろう。

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ランキング3位、田中雅明の2013年は復活のシーズンとなった


この7戦で土方を除いて複数回準決勝に残ったのは、羅立文が3回で竹中、田中雅明赤狩山幸男北谷が2回と続く。土方を除くプレイヤーにスポットを当てるとすれば、東日本GPを終盤を連覇してMVPを奪取した栗林達と西日本GPで4戦中2回の優勝と1度の準優勝を果たしている田中の名が挙げられる。そして2013年度日本ランキング2位だった羅は先のビッグトーナメント『フレクシェカップ』で優勝。彼がランキング通りに土方の最有力対抗的存在であったとは間違いない。

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ランキング5位の大井直幸は関西開催のオープン戦で負けなしの強さを見せた


ただしランキング5位に終わった大井の2013年の静かにして豪快な勝ちっぷりも特筆。アダムセスパカップ(埼玉)に始まり、京都オープン、ORCオープン、日本縦断関西オープン、奈良エキサイトオープンと、ローカルオープン戦(JPBAポイント対象外)は出場したほぼ全てで優勝を飾っている。USオープン参戦のため不出場であった兵庫オープンを除く関西圏のローカルオープンはすべて優勝。これは過去に類のない大記録だ。

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ランキング4位の川端は、トーナメントだけにとどまらない活躍が光った


ここまで振り返ってみると今年の国内男子全体像が浮かび上がってくる。完全独走体勢であった土方の後ろには、ランキング通りに羅、田中、川端聡、大井、竹中、赤狩山、栗林という面々が続いていて、これは早くも2014年のレースのスタートラインに並んだ布陣でもある。東西の斬り込み隊長、技巧派、百戦錬磨のベテラン組。ウォッチャーにとってかなり面白い構図が完成しつつあり、プレイヤー本人たちは土方の活躍、ライバルの存在に刺激を受け、日々の練習も高い意識で取り組んでいると窺える。

皆さんは今回のデータを見て、来シーズンをどのように予想しますか?
迎える新年も各地の試合会場でお会いいたしましょう!

Akira TAKATA