WEB CUE'Sトップ > 過去のニュース(2013年) > 抜きん出た存在感、2人の女王

CUE'S最新号

2021年07月号

偶数月4日発売
2021年07月号 6/4発売

詳細を見る

過去のニュース(2013年)

2013.12.24 その他

抜きん出た存在感、2人の女王

2013年プレーバック・JPBA女子

pb_jpba_kawahara.jpg

ジャパンオープン初制覇を果たし女子MVPとなった河原千尋


2013年はジャパンオープンを初制覇した河原千尋が、2年ぶり3度目となる日本ランキング1位の座に輝いた。そして梶谷景美はその河原を全日本選手権のファイナルで下して、柳信美(台湾)、潘暁婷(中国)と並んでいた全日本選手権女子最多勝記録を4に塗り替え、単独記録保持者へと躍り出た。

pb_jpba_kajitani.jpg

ランキング2位の梶谷は全日本選手権4度目の制覇を果たした


このジャパンオープンと全日本選手権の2大タイトルを日本勢が揃って獲ったことが、今年の国内女子最大のニュースだろう。これは1999年に梶谷がダブルタイトルを獲得して以来、実に13年ぶりの快挙。まさに河原と梶谷が2人の女王と呼ばれるにふさわしい活躍をした1年だった。昨年のジャパンオープンでもファイナルで対戦していた2人。この抜きん出た存在感は別格だろう。

pb_jpba_sone.jpg

ランキング3位の曽根。開幕戦に勝利を挙げた後もハイアベレージを残した


ちなみに東西ツアーを廃止して全国ポイント試合のみに統一した2007年のランキングは梶谷、大井由希子原口晃央栗林美幸、河原、夕川景子高木まき子光岡純子藤原和子野内麻聖美がトップテンを占めていた(姓は現在のもの)。そして2013年のベストテンが河原、梶谷、曽根恭子、野内、夕川、木村真希新保まり子久保田知子江辺香織土師理恵子

pb_jpba_nouchi.jpg

ランキング4位の野内。今年は5年振りの公式戦勝利を挙げ初のトップ5入り


この6年間をどう見るか。そして来年以降に変化は起こるのか? この2つに注目すると、2014〜15年あたりが面白いシーズンになると予想することができる。河原、梶谷が成す高い双璧を崩す者は現れるのか? それは今年の上位陣なのか、はたまた産休明けの面々なのか、もしくは久しぶりに新勢力が大きな変革をもたらすのか? それともツートップの時代は続くのか?

pb_jpba_yukawa.jpg

ランキング5位の夕川。国内でも海外でも存在感あるプレーを魅せた


これは皆さんにもぜひ一緒に予想していただきたいところ。参考までに今年の国内女子は計8戦の公式戦が開催され、開催順に曽根、夕川、梶谷、河原、野内、河原、呉芷婷(台湾)、梶谷の順で優勝している。ベスト4進出回数では河原が5回で首位。そこに4回の曽根、3回の梶谷、野内と続いていて、これは彼女たちが今シーズンのランキングトップ4であることを裏付ける数字と捉えることができる。

日本勢として明るい結果をもたらした今シーズンの国内女子。来年はいよいよ海外戦のビッグタイトル奪取に期待を寄せつつ、2人の女王態勢を崩すべく日夜トレーニングを重ねるメンバーに注目したいところ。訓練の日々は地味かもしれないが、その積み重ねの先に華やかなスポットライトが用意されている。そのライトを2人の主役が独占した2013年。既に来シーズンの戦いは始まっているに違いない。

Akira TAKATA