WEB CUE'Sトップ > 過去のニュース(2013年) > JPBA勢の優勝は叶うか?

過去のニュース(2013年)

2013.07.12 トーナメント

JPBA勢の優勝は叶うか?

第26回ジャパンオープン・男子テンボールは明日13日スタート

jo00_hall.jpg

15日の決勝会場となる東京都港区の『ニューピアホール』


大会史上初の「男子3日間開催」の本番が迫ってきた。3日間開催になって、果たしてエントリー数は去年と比べて増えたのか減ったのか......? 答えは「変わらない」だった(※実際には微減だが、それはやむを得ないキャンセルが出たため)。今年の出場者数は、JPBAプロ・アマ・外国人合わせて358人(JPBFプロも一人参戦。なんとあの奥村健プロだ〈元JPBA〉)。この数字だけで判断するのは早計だが、3日間開催は概ね受け入れられていると考えて良いだろう。

  この358人は、まず初日(土曜日)、関東7会場に分かれて一次予選を戦う。ここで128名に絞られる。2日目(日曜日)は池袋『ビリヤード・ロサ』1会場のみで二次予選が行われ、128名を16名にまで絞る。この16名だけが最終日(月曜日※祝日)に東京・竹芝の『ニューピアホール』(特設会場)にプレイヤーとして入ることが許される。

jo00_rosa.jpg

3日間開催の2日目は、東京都豊島区の『ビリヤード・ロサ』が会場となる


まずは「ラスト16」に入る、すなわち特設会場で撞くことがプレイヤー達の目標であり、叶えばステータスとなる。そして、そこからさらに歩みを進め、眩いスポットライトの中で栄冠を手にするのは誰なのか?

jom10_kawabata.jpg

昨年準優勝の川端聡


JPBA勢ではまず、昨年惜しくも準優勝に終わった川端聡の「大会2勝目」(1勝目は2000年)を期待したいところ。さらに、5月、6月のプロ公式戦で優勝している赤狩山幸男高橋邦彦(1996年優勝)、田中雅明の3名の戦いぶりに注目したい。もちろん、人気と実力を兼ね備える大井直幸栗林達土方隼斗、さらに本大会で準優勝の経験がある羅立文青木亮二も忘れてはならない。

gpw3_01tanaka.jpg

大会直前の西日本グランプリで優勝の田中雅明


気になる外国勢は、今年はそのほとんどをフィリピン選手が占めている。総大将はやはり「マジシャン」の異名をとるエフレン・レイズだ(2005年優勝)。L・V・コルテッザやJ・デルーナといった人気者の名前もエントリーリストに見える(※ディフェンディングチャンピオン、W・キアムコの名前は見当たらない)。本当に層が厚い国である。日本勢としては彼らを一人でも多く仕留めたいところだ。

jom10_reyes.jpg

スーパースター、エフレン・レイズは今年も参戦


2003年の西嶋大策(当時アマ)以来の「日本人チャンピオン」の誕生が待たれて久しいジャパンオープン男子の部。3日間開催元年の今年こそ、大きなドラマが生まれそうな予感もある。


昨年の男子ファイナル、川端聡vsワレン・キアムコのファーストラック

大会MC(最終日のみ)として友情出演をするあの赤坂泰彦氏が、ニューピアホールで最後にコールする名前は一体誰になるのだろうか。

T.KOBAYASHI(B.D.)