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過去のニュース(2013年)

2013.07.11 トーナメント

今年のJOを制するのは?

第26回ジャパンオープン・女子ナインボールは14日から

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15日の決勝会場となる東京都港区の『ニューピアホール』


日本最大のオープン戦であり、JPBAの公式戦中『全日本選手権』に次ぐハイグレード戦でもある『第26回ジャパンオープン(G1)』。今年は男子テンボールが13日(土)〜15日(月・祝)までの3日間、女子ナインボールは14日(日)〜15日(月・祝)の2日間で行われる。ビリヤードファンが待ちに待ったトーナメントはいよいよ今週末。そこで今日から2日にわたって、男子、女子それぞれの見所などを紹介してみたい。

14日に東京都渋谷区の『CUE』が会場となって行われる女子ナインボールの1日目。今回のエントリー数は83名で、その内訳はJPBA女子が36名、アマチュア42名、海外選手5名となっている。

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昨年の覇者は梶谷景美。大会連覇を狙う


昨年は台湾のジェニファー・チェン(今年も参戦)一人であった海外勢だが、今年は韓国1、フィリピン1、台湾が3名。その中で注目なのは台湾トップ勢の一角である蔡佩真とフィリピンのエース、ルビレン・アミットだろう。世界を舞台に戦うスタープレイヤー2人に対して、日本勢がどのような戦いを繰り広げるのかはポイントの一つだ。

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台湾から参戦の蔡佩真。海外勢の一番手と言えるだろう


一方、国内プロの中では、昨年久々にジャパンオープンを制し、2012年JPBA女子ランキングでも1位に返り咲いた梶谷景美(JPBAランキング1位【'13年5月時点】)が中心となるだろう。先月に開催された『全日本女子プロツアー第1戦』で今季初勝利を挙げ、今大会後にはコロンビア・カリで行われる『第9回ワールドゲームズ』に日本代表として出場する事にもなっており、今大会にももちろん気力充実で臨むはずだ。

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前哨戦の『全日本女子プロツアー』で梶谷と決勝を戦った曽根は今シーズン好調


梶谷の対抗馬としてまず名前が挙がるのは、昨年の決勝で梶谷と激闘を演じた河原千尋(6位)、今シーズン開幕戦の『関西レディースナインボールオープン』で勝利し、その後も3位タイ、準優勝とハイアベレージなプレーを見せている曽根恭子(3位)、『大阪クイーンズオープン』優勝の夕川景子だろう(2位)。


昨年の女子ファイナル、梶谷景美vs河原千尋のファーストラック

国内戦を中心に戦うスタイルとなり、ランキングも3位まで挙げてきた曽根、『第4回アジアインドアマーシャルアーツゲームズ』の日本代表として女子テンボールで銀メダルを獲得したばかりの河原、河原と共に同大会の日本代表として戦った夕川の戦いぶりは、多いに注目されるところだ。

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夕川は今年の3戦で優勝1回、準優勝1回の好成績を挙げている


もちろんこの他にも、李佳(4位)、木村真紀(5位)、野内麻聖美(7位)、藤井寛美(8位)、大井由希子(9位)、新保まり子(10位)など、JO制覇を狙う力を持ったトップ10ランカー達も、この大一番に向けての最高の準備を整えているはずだ。

女子ナインボールの戦いは14日にダブル・イリミネーションの予選ラウンドからシングル・イリミネーションのベスト32〜16戦までが行われ、15日の2日目、東京都港区の『ニューピアホール特設会場』の舞台では準々決勝から決勝までが行われることとなっている。とにかくこの2日間で、華麗で熱い最高峰の女子プレイヤー達が演じる、数多くのドラマが堪能できる事は間違いない。