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過去のニュース(2015年)

2015.05.23 イベント

アメリカの地での、日本人の活躍!【SBEリポート第3弾、動画アリ】

23rd Super Billiards Expo in Oaks, Pennsylvania

【第1弾リポートはこちらから】

【第2弾リポートはこちらから】

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春のエキスポリポート第3弾!


【SBEはインターナショナルイベント】
1993年3月に最初のスーパービリヤードエキスポ(以下SBE)が開催されたとき、参加者だけでなく主催者のアレン・ホプキンスですら「アメリカ北東部の地域イベント」程度の認識だったに違いない。それから20年以上が経過し、プロプレイヤー、ビリヤード用品メーカー、そして一般入場者までもが、ヨーロッパやアジアからSBEを目指してくるインターナショナルなイベントに成長したのだ。

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日本メーカーもSBEに出展。こちらは『アダムジャパン』


【SBEと日本人】
SBEの歴史において、日本との関係は欠かせない。日本人プレイヤーとして第1回SBEに小杉純一プロ(当時)が出場し、アマチュアトーナメントにも毎年数人~十数人が参加する。2000年代初めまでは、ビリヤード用品、特にカスタムキューを買い付ける絶好の機会と考えた日本のバイヤーが大挙して訪れていた。やがて、その地位は台湾や中国からの業者に譲ったが、ここ数年は日本のメーカーが少数だがブースを構えるようになっている。今年は『アダムジャパン』、『カムイUSA』、『ナビゲータージャパン』の3社が出展した。

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初出展の『Navigator Japan』


【日本の2015年出展メーカー】
アダムジャパンは2013年に続き2度目の出展。今年は販売代理店探しという目的がメインだったが、70年代から80年代にかけて「アダム」「パーマー」「ダイヤモンド」等のブランドでキューを日本で製作していたことは、アメリカでも良く知られている。そのブランドが健在であることをどれだけ周知できるか、今後に期待したい。

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『カムイ』ブランドはアメリカでも人気を集める


カムイのアメリカ現地法人であるカムイUSAは、連続5年目の出展。タップやチョーク、グローブなどを購入する顧客でにぎわう、今やSBEには欠かせないブースとなっている。平岡正人代表取締役自らが渡米し、現地スタッフと共にブースに立ってセールスするほど、日本製の良い製品を届けようという熱意に溢れているのだ。

今回初参加のタップメーカー、ナビゲータージャパンは、タップを販売するだけでなく取り付けサービスを行っていた。旋盤を使わずに、革断ち包丁と耐水ペーパーを使った取り付けはアメリカ人にとって目新しいようで、作業をずっと見守る人もいたほど。丁寧な作業や手先の器用さをアピールすることは、日本の良さを伝える良い方法ではないだろうか。

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トーナメントでは佐原弘子女流球聖が活躍!


【日本人プレイヤー、キューも活躍】
プロトーナメントでは、日本からは嶋野聖大プロ、別府賢治プロが男子10ボールとプロアマ9ボール、佐原弘子女流球聖が女子ナインボールに参戦。嶋野プロは17-24位タイ、別府プロは33-40位タイ、そして佐原女流球聖は4位と健闘した。アマチュアレディース部門では2年前に優勝しているが、アメリカのプロに対しても、日本人女子プレイヤーが十分戦えることを証明した。また、女子ナインボール準優勝のキャロライン・パオは、メッヅの契約プロ。優れたメッヅキューのパフォーマンスを多くの観客に印象付けた。

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準優勝のキャロライン・パオはMezzプロ


アマチュアトーナメントにおいても、毎年参加することで7フィート台、トライアングルラック使用の相手ラック、交互ブレイクという日本ではなじみのない環境に適応し、上位進出する日本人プレイヤーが生まれている。今後、プロ・アマ問わず積極的な参加を期待したい。

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日本人がACAの表彰に!?


【日本人がキューメーカー殿堂入り表彰?】
今年のSBEでは『アメリカン・キューメーカーズ・アソシエーション(ACA)』による、キューメーカー殿堂入りの表彰式が行われた。殿堂入りを果たしたのは、イリノイ州シカゴ在住のディヴィッド・ポール・カーセンブロック。40年以上のキュー製作キャリアを持ち、多くのキューメーカーに影響を与えながら、現在は年に数本しか製作せず、決して人前には出たがらないミステリアスな存在だ。

そのキューメーカーに代わって表彰式で盾を受け取ったのが、カーセンブロックのコレクターとして世界的に知られる松實伸之氏。作者と交流がある松實氏ならではのスピーチと、入手したばかりのキューを2本披露することで、セレモニーは大変盛り上がった。

K.Kagomiya