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過去のニュース(2015年)

2015.01.26 トーナメント

開幕戦を制したのは嶋野聖大と河原千尋!

第26回関西オープン・第13回関西レディースオープン

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JPBAの2015年シーズン幕開けとなった『第26回関西オープン・第13回関西レディースオープン』。全国からプロならびにアマチュア選手も多数出場して、今季の隆盛を期待させる華々しい開幕戦となった(大会フォトギャラリーはコチラから)。

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決勝会場となった大阪府大阪市の『玉出ビリヤードACE』


まず男子の部で優勝を遂げたのは、プロ6年目に入った嶋野聖大。決勝日の初戦(ベスト32)で浦岡隆志を倒したところで、自身の本大会最高位を決めると、続くベスト16では青木亮二を、さらにベスト8で福本宇太郎を破って、オープン戦では昨年の『全日本ローテーション』以来2度目となる準決勝へ駒を進めた。

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3位タイ・竹中寛


ここまで対峙した3名の先輩プロ達は、いずれも全国オープンを制覇した経験を持ち、トッププロと評される位置にいる、もっとも脂の乗った世代。この層を3連破しての準決勝は値千金。そして初の決勝戦進出を懸けて戦う相手は竹中寛。その強さと存在感は説明不要の域にあり、嶋野にとっては昨年の『全日本14-1オープン選手権』(ベスト16)で対戦し苦汁を飲まされた相手だ。

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3位タイ・羅立文


ここで互いに譲らぬ白熱のゲームを披露し、試合はフルゲームの末にドラマティックな結末で嶋野に軍配。もう一つの山からは羅立文とこちらもフルゲームの末に勝利を収めた田中雅明が登場。この大会の本命格の一人であることは間違いない。だが落ち着いた様子の嶋野は、6-3(9先)のリードで前半を折り返す。

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準優勝・田中雅明


ここから田中が主導権を握って4連取で逆転を果たすが、嶋野も譲らず、先にリーチをかけた田中が上がり損ねた機を逃さずフルゲームに追いつくと、最後は渾身のマスワリでプロ公式戦初タイトルを掴み取った。惜しくも敗れた田中は、「悔しいけれど、悔いはない」と清々しい表情で次の『テンボール世界選手権』へ気持ちを切り替えた様子。嶋野のコメント等は明日の記事で紹介させていただきたい。

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嶋野は優勝経験を持つ先輩プロを次々に撃破しての初優勝となった


続いて決勝日はベスト8から行われた女子。初日に梶谷景美(昨年ランキング3位)、栗林美幸(同4位)、野内麻聖美(同5位)が姿を消すという波乱に加えて、初戦で同1位の河原千尋と同じく2位の夕川景子が対戦するという事態に。ここをしっかり決めた河原が、準決勝ではアマチュアの布川明子(大阪)を、決勝では久保田知子を下して、過去5年で4度の日本一に輝くトップスターらしく華やかに開幕戦を飾った。

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準優勝・久保田知子


惜しくもプロ(入り後)公式戦初優勝を逃した久保田だったが「今年は『ファイナルを撞くこと』を目標にしていたので、さっそく果たせて嬉しいです。後は回数を重ねていくこと」と爽やかなコメントで今シーズンの飛躍を誓った。

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3位タイ・布川明子


また3位につけた曽根恭子は今年もトップレースに加わることは間違いないだろう。そして2003年に始まった本大会女子の部13年の歴史上初めてアマチュア選手として3位入賞を果たした布川は、決勝日は「楽しくやろう」と決めて会場入りしたという。また周囲から「限られた練習時間を有効に使うアマチュアの鑑』と評されるあたりも興味深い。河原の談話を交えた記事は明後日に掲載予定。

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3位タイ・曽根恭子


そして大会恒例の『ギャラリー抽選』が、スピード進行ながら大勢のプロ達の力で大いに盛り上がって執り行われて大会閉幕となった。こうして若手実力派が開花した男子と、大本命が年初から強さを見せつけた女子。このスタートは一年をどう占ったのか。

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盤石の戦いで開幕戦勝利。今年も河原のシーズンとなるのか


大会を通じてあらためて感じたのは、男子は新旧中堅の勢力が入り混じる中、ちょっと気を抜けば下剋上も多発しそうな情勢で、逆にタイトル一つで一気にトップグループ入り、そんなハイスピードレースになるという予感。女子は昨年に続いて『河原の独走を止めるのは誰なのか』というテーマになりそうな感触。ただ可能性はまだ全員にある。

Akira TAKATA