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2018.01.22 トピックス

約40名の生徒が今年もビリヤードを体験!

川崎市立東橘中学校「地域ふれあい体験学習」

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川崎市立東橘中学校


神奈川県の川崎市立東橘(ひがしたちばな)中学校で毎年行われている『地域ふれあい体験学習』。様々なスポーツや文化・芸能に携わっている大人と交流することを目的とした同校の伝統行事が、今年は1月19日(金)に開催。34の講座の中に、昨年に続き2度目の採用となったビリヤードもあった。

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ぐるりと台を囲む生徒達


ビリヤード講座の定員は40名で今年も満員に。数名を除くとビリヤード経験はゼロで、初めてキューを握った生徒ばかり。講師は、同市在住で同校の卒業生でもある早瀬優治プロ(JPBA)、同市内にあるビリヤード場(『MECCA Kawasaki』)に勤務する府川真理プロ(JPBA)、そしてMECCA代表・銘苅朝樹氏(元JPBAプロ)の3名。講師達は3台のテーブルに分かれて、「オープンブリッジを作り、手球の真ん中を撞く」という初歩から一人ひとりにレッスン。生徒達は慣れないフォームと腕の動きに初めは戸惑っていたが、懸命に吸収しようとしていた。

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プロ達に1人ひとりレッスンしてもらう生徒達


90分という時間は、教わる側も教える側もあっという間だったに違いないが、1時間も経つ頃にはフリのある的球のシュートや、コンビネーションショットや空クッションを決められるようになった生徒も現れ、ショットが決まる度に大きな歓声が上がっていた。講座の最後には、講師陣によるトリックショットタイムもあり、スピンの力で不思議な動きを見せるボールに生徒たちの目は釘付けに。見守る生徒達からは、「今度、ビリヤードやりに行こうぜ」という声も聞こえてきた。

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生徒達は熱心にレッスンに励んでいた


昨年同様、学校側からの依頼を快諾し、テーブルを設置したのはBCJ(一般社団法人日本ビリヤード商工連合会)会員企業であるNew ArtとMECCA。両社に限らず、「BCJ企業は学校や教育機関への協力は惜しみません」と銘苅氏は語る。ビリヤードテーブルが常設されている学校は極めて少ないが、こういった体験学習などの機会を通じて、ビリヤード部発足といった常設化への歩みが進むことを願うばかりだ。90分という短い時間でも、生徒達から熱い反応を引き出せるビリヤード。テーブル設置・管理や指導面のハードルさえ越えれば、大いに常設化のチャンスはある。

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BJC作製の冊子とステッカーでパシャリ


取材・文・写真/Billiards Days