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2018.01.17 トピックス

アジアトップは柯秉逸、陳思明

APBUランキング

Asian Pocket Biiliards Union (APBU)の2018年度最新ランキングが更新された。
1位に輝いたのは、男子は台湾の柯秉逸。女子は中国の陳思明だった。

APBUランキングはアジア各国で開催され、APBUが公認している国際大会での成績と国内ランキングを合わせてポイント化したものから算出される。2016年?17年(女子は2015年の世界選手権も含む)に開催された大会の成績からランキングが作られるため、比較的長いスパンでの選手たちの実力が反映されている。

男子では、台湾の柯秉逸が1位に立った。2017年は、アジア選手権と16年には優勝を飾ったGolden Break Championshipの2大会でベスト4入りし1550ptを獲得した。World Pool Associoation (WPA)の世界ランキングでは3位につけている。

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柯秉逸


2位は同じく台湾の鄭?軒。16年はベスト4だった世界選手権で去年はまさかのベスト128敗退を喫した。それでも17年はアジア選手権とチャイナオープンでベスト4入りする成績で、アジアランキング2位につけた。

3位はフィリピンのカルロ・ビアド。現在フィリピン国内ランキング1位の彼は先月開催の世界選手権で優勝している。去年はワールドプールシリーズ第2戦の準優勝、ワールドゲームズ優勝など、アジアに限らず活躍の幅を広げいてる。大国フィリピンのトップに輝くのも納得だ。

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世界選手権で念願のタイトルを獲得したカルロ・ビアド


4位には去年のアジア選手権優勝で3連覇を達成したJPBAの羅立文、5位には去年のジャパンオープンで大井直幸を破り優勝した台湾の張榮麟がランクイン。なお張榮麟はWPAの世界ランキング現在1位。

日本のJPBA国内ランキング1位の大井直幸は8位にランクインしている。また他のJPBA勢では土方隼斗が22位、栗林達が26位についている。

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左から土方隼斗、大井直幸、栗林達



女子では、17年はアムウェイ、チャイナオープン、ワールドゲームズ、世界選手権、全日本選手権で優勝した陳思明が納得の1位にランクイン。1766ptで2位以下を400pt近く引き離す結果となった。

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タイトルを欲しいままにする陳思明


2位は15年の世界選手権で優勝した劉莎莎。1位の陳と同じく中国出身だ。陳思明と劉莎莎はWPA世界ランキングでも1、2位のツートップを張り中国勢のレベルの高さを伺わせる。

同じく中国の韓雨は、16年はチャイナオープンと世界選手権で優勝し好調さを見せてポイントを稼ぎ、1位から3位を中国勢が独占する形になった。

4位は台湾の周?妤、5位はフィリピンの18歳、チェスカ・センテーノがランクインしている。

JPBAの河原千尋はそれに続く6位。他のJPBA勢は15位・梶谷景美、24位・栗林美幸、27位・藤田知枝、30位・平口結貴という結果になった。

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左から藤田知枝、平口結貴、河原千尋、栗林美幸、梶谷景美



ランキングの詳細は↓
APBU男子ランキング
APBU女子ランキング

今回のランキングは、男子では台湾プレイヤー5名(羅立文を入れると6名)、女子では中国のプレイヤーが4名上位10位にランクインしており、圧倒的なレベルの高さを示す結果になった。若手の選手の活躍が目立った17年に引き続き今年の国際大会も新鋭の活躍が期待される。国際ランキングの動きにも注目だ。