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過去のニュース(2017年)

2017.12.08 トーナメント

ヨーロッパが完勝で8連覇

MOSCONI CUP XXⅣ

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最終日の第1試合で勝負を決めたヨーロッパ。今年も強かった


アメリカ・ラスベガスの『マンダレイベイ・リゾート&カジノ』を舞台にアメリカとヨーロッパを代表する世界トップクラスのプールプレイヤーが『Team USA』と『Team Europe』に分かれて戦う『モスコーニ・カップ』が12月7日に終了。ここまで7連勝中だったヨーロッパが、今年も強さを見せ11-4の完勝で8連覇を決め、通算成績を12勝11敗1分けとした。

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会場にはアメリカの大逆転を信じるファンが多数詰めかけた


今年で24回目を迎えた今大会は、出場プレイヤー全員が登場する5対5のチーム戦をオープニングマッチとして、4日間の日程で、ナインボールを種目にシングルス、ダブルスをあわせて先に11勝を挙げたチームが勝利となるフォーマットで戦われた。

大会初日に4-1とロケットスタートを決めたヨーロッパは、2日目も同じく4-1としてリードをさらに広げて6日の3日目を迎える。この日は当初5試合が予定されていたが、大会最終日を待たずにヨーロッパが勝利する高い可能性が考慮されて4試合となった。

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大会3日目、アメリカのビリー・ソープが意地を見せた


2-8と絶体絶命のアメリカは、初戦のダブルスでオスカー・ドミンゲス&デニス・ハッチのペアがラルフ・スーケー(ドイツ)&ジェイソン・ショウ(スコットランド)ペアを5-4で下し、続くシングルスでもビリー・ソープがニック・ヴァンデンバーグ(オランダ)を5-4で破り、意地の追い上げを見せる。

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大会3日目、スーケー&デビッド・アルケイド(スペイン)ペアがヨーロッパに9勝目をもたらした


しかし3試合目のダブルスでスカイラー・ウッドワード&ドミンゲスペアがスーケー&デビッド・アルケイド(スペイン)ペアに、最終試合でもアメリカのエース、シェーン・バン・ボーニングがショウに敗れて2勝2敗で3日目を終え、この時点で10-4。ヨーロッパが8連勝に王手をかけた。

大会最終日の7日、第1試合はシングルスで、アメリカは今大会で気迫を前面に押し出して戦ってきたハッチ、ヨーロッパはモスコーニカップ初出場ながら、ここまで出場した4試合に全て勝利しているドイツ期待の新星、ヨシュア・フィラーが登場。

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大会最終日、ハッチが背水の陣でフィラーと激突


絶対に負けられないハッチは序盤で2-0とリードするが、フィラーが1ポイントを返した後の第4ラックで痛い8番のシュートミスが出て追い付かれる。この後3-2と逆転したフィラーにも9番ミスが出て再び同点となったが、第7ラックを見事なマスワリで取ったフィラーがヨーロッパ優勝へリーチ。

運命の第8ラック、力強いハッチのブレイクだったが、ここで無情のノーイン。フィラーに残されたのは1番カットから2番へのポジションも難しい配置だったが、勝利の女神がフィラーに笑みを投げかけたかのようなショットでここを見事に攻め切ってランアウト。その瞬間、11-4でヨーロッパの優勝が決まった。

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大活躍でMVPを獲得したフィラー。来シーズンのプレーが今から楽しみだ


地元で久々の勝利に向かったアメリカであったが、ベテランと若手のバランスがよく、メジャータイトルホルダーを揃えたヨーロッパの前に完敗を喫する結果となった。なお、大会MVPは5戦全勝の戦績でヨーロッパに勢いをもたらしたフィラーが獲得した。

写真提供/Matchroom Sport