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2017.07.06 トピックス

【JO特集 Vol.17】Play back 2016(男子編)

20年ぶりの快挙! JPBAがベスト4占拠!


2007年から振り返って来たプレイバックも、いよいよこれが最後。昨年、2016年のジャパンオープンを振り返る。

昨年目立ったのは男子の中国・台湾選手が決勝日にいたことだ。ここ5年ほどはジャパンオープンに中国や台湾の選手が出場することは減っており、3日目に残っている海外選手と言えば専らフィリピン人が主だった。

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呉珈慶


男子・決勝日には当時のJPBAランキングトップ5、大井直幸土方隼斗羅立文栗林達竹中寛(1位から順)が残っており、海外選手もフィリピンがジェフリー・イグナシオ、アントニオ・リニング、台湾が張榮麟(ジャン・ロンリン)、楊清順(ヤン・チンスン)、中国が呉珈慶(ウー・ジャーチン)、とトップ選手が揃い踏みで、一言で言えば「豪華」な顔ぶれとなった。

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楊清順


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張榮麟


その強敵ひしめくニューピアホール、応援していた観客でさえ意外に思ったのではないだろうか、準決勝までに残った4人はなんと全員JPBA所属の選手だった。しかも大井、土方、羅、栗林のトップ4がランキング通りに上がって来たのだ。ジャパンオープン・男子のベスト4をJPBAで占拠するのは実に20年ぶりのことになる。

大井が楊清順の怒濤の追い上げ3連続マスワリに耐えヒルヒルで競り勝ち、土方はリニングを公式戦トーナメントで初めて倒し、羅が呉珈慶に9-3で土を付け、栗林がオープニング4連マスの勢いそのままにイグナシオを圧倒。JPBAvs海外の試合はJPBAの完勝となった。

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ジェフリー・イグナシオ


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アントニオ・リニング


準決勝はランキング1位vs2位、3位vs4位の対決。当然ながら誰が最後まで残ってもJPBAの優勝だ。大井vs土方のランキング1位・2位対決は、土方が1ラック目で2-10のコンビネーションショットを決めると、そこから3連続マスワリ。5ラック目でブレイクノーインとなり、ようやく大井にターンが回った。

しかし、その後も土方はシュートミスを1回したのみで、ミスらしいミスはほとんどなく、最後は3連続マスワリを決め9-2で大井を下した。この試合、大井にターンは4回まわって来たが、ブレイクノーインやセーフティミスなどをして、土方の勢いを止めることはできなかった。

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大井直幸


3位・4位対決の羅vs栗林は、この日ブレイクショットが冴えていた栗林が先行。羅も栗林と遜色ないプレーを見せていたが、僅かなミスやブレイクショットが決まらなかったことで、差が付き、結果は9-6で栗林の勝利。

栗林は2015年にも決勝戦に進出しており、これで2年連続となった。2年連続の決勝進出は奥村健(2連覇)、利川章雲エフレン・レイズに続き4人目の快挙だ。

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羅立文


そして決勝戦は土方と栗林。2人とも上々の試合運びでここまで上がってきていて、準決勝までの内容を考えればマスワリの応酬となってもおかしくはない試合だったが、ここにきて、土方のブレイクが決まらなくなる。

しかし、その土方以上に決勝戦で様子がおかしかったのが栗林だった。栗林はこの試合で、らしからぬポジションミスやシュートミス、セーフティミス、空クッションのスクラッチ・空振りなどが重なり、土方にポイントを渡し続ける。

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栗林達


土方はブレイクこそ決まらなかったものの、相変わらず安定感のあるシュートで、シュートミスはこの試合1球目の引っかけと、ジャンプショット、かなり薄めのカットの計3回だった。

そして9ラック目にようやくこの試合初のマスワリを出した土方が、8-1でリーチ。次ラックは難しい取り出しをシュートした後にセーフティをしてフリーボールを獲得。きっちり取り切りを決めた土方が、2013年以来2度目のジャパンオープン優勝を手にした。(女子編に続く)

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男子テンボール優勝・土方隼斗